聴覚的記憶とは、ただの記憶能力ではありません。話を聞きながら、その話の内容がイメージできたり、後から映画のワンシーンのように再現できるような能力こそが、本当の聴覚的記憶なのです。この能力は言語能力と深い関係があるので、「ことば」や「しりとり」などで言語能力を同時に鍛えるとよいでしょう。
<問題集の使い方>
各問題をあらかじめ切り取っておき、下記のように言ってから一度だけ、ゆっくり、はっきり問題を読んでください。
「今からお話をします。一度だけしか読みません。静かにして、よくお話の内容を聞いてくださいね。お話の後で問題を出しますよ。さあ、お話を始めます。」
解答時間は、文章を読み終わってから、各問題ごとに20秒から1分程度です。リズミカルに進めるようにしてください。
聴覚的記憶の問題をする時期ですが、幼稚園年中〜年長児の間に、月一回程度の割合で行えばよいでしょう。