小学校入試対策 能力育成問題集26 折り重なり図形
【対象年齢の目安:4歳〜】
「折り重なり図形」の問題は、能力育成問題集36「鏡絵」と能力育成問題集14「重なり図形」を合わせたような問題です。本書が難しい場合には、まず「鏡絵」と「重なり図形」をできるようにすれば、「折り重なり図形」も正しい答えが導き出せるでしょう。
この問題は、思考力をチェックするための問題です。思考力を正しく育てるためにも、解答の際に補助線を引いたり図形を書き込んだりしないようにしましょう。ただ単に答えが出ればよいという指導では、本当の思考力は育ちません。
折り重ねた図形を想像して解答する問題です。図形を折り重ねた際に、片側は鏡のように映されることに留意してください。本書の解答法(下の例題を参考にお考えください)。点線で折りたたんだ重なりを考えるとき、左の図形の線は右に鏡として映されるわけですから、右と左が合成された形の中に、左の図形の鏡となった線がないものは消したり、「正しければこの線があるはずだ」という仮定法を使いながら正しい図形を見つけます。これらのことと同時に、左端と右のすべての問題を視野に入れるようにしながら相違点に気をつけ、正しい答えを見つけます。