小学校入試対策 能力育成問題集15 不合理の発見
【対象年齢の目安:3歳〜】
不合理の問題は、問題の対象そのものを知らなければ、解答はできません。わからない問題があれば、図鑑を見て調べたり、実物をよく観察するようにしてください。単に紙の上だけで解答できるようになっても、それは社会で役立つような本物の知識とはなりません。日常生活の中で、いろいろなものを見たり考えたりする習慣があれば、不合理の問題はさほど難しくはありません。
・1〜16ページ物質的な不合理の問題です。あるべきものがない「不足」の発見と書き足し、そこから難易度があがった「不合理(図の中の変なものやおかしなもの)」の発見と訂正をします。不足の発見はわかりやすいですが、「何かおかしいけれど、何がおかしいのかわからない」ことや、「すべてが書かれているとそれが正解だと思ってしまう」ことが多々あります。それをただすための観察と知識の積み重ねが必要です。・17〜22ページ道徳の問題です。「なぜそうしなければいけないのか」わかるものと、わからないものがあります。子供に解答させた際に、正解であっても間違いであっても「なぜ正解なのか」「なぜ不正解なのか」を理解させることを大切にしてください。・23〜27ページ「季節」の問題です。この問題も「季節」の常識を知っていないと解けません。一年中どんなものでもそろう世の中です。夏でもニット帽をかぶるのがおしゃれであったり、冬にバラの花をプレゼントできる昨今だからこそ、「不合理」を見つけるのが難しいかと思います。まずは、春の行事、春の花・・・のように、ひとつひとつ正しい季節の常識を身につけていきましょう。能力育成問題集16「季節感」を使うとより深い理解が得られます。