小学校入試対策 能力育成問題集9 位置の記憶3
【対象年齢の目安:3歳〜】
【使い方】○△×などが描かれたプリントをページごと切り離して、子供に10秒ほど見せます。それから、解答用のプリントを渡してとらえた形を描かせます。
「位置の記憶3」までこなせるようになったら、今までこなしてきた問題と同様のものを、お父さんお母さんで作ってみてください。レベルは自由に調整できるので、子供に合わせたものを考えてあげましょう。もちろん、マス目を増やしてさらに難しい問題にチャレンジさせてみるのもよいでしょう。
マス目を引いて○や×を描き込むだけなので、問題を作るのは簡単です。子供のことは、その親が一番よくわかっているものです。自分の子供に合ったレベルの問題を作ってあげれば、理解も早まります。
図形の位置を記憶して再現します。簡単に見えますが、使い方によっては非常に高い知能が育ちます。記憶とは、ただ暗記することではありません。さまざまな能力をフル回転させて、問題をきちんととらえるようにすることが本当の記憶です。記憶とは、思考力そのものなのです。このレベルになると、大人でも正確に再現するのは難しくなりますが、高い能力の育成のためにもぜひチャレンジしてください。「記憶力」とは「暗記力」ではありません。広い視野で全体的に見て、関係把握能力、空間位置把握能力、判断力、数能力などをフル回転させて、問題をとらえるようにするのが、真の記憶力を高める方法です。そうすれば、単に暗記したり覚えたりしなくても、きちんと解答することができるようになります。記憶力とは、思考力そのものなのです。「位置の記憶」も、点描写と同様に子供向けの教材でありながら、大人の能力向上や、学習障害(LD)児対策、老人の認知症対策などにも使えます。「位置の記憶」は簡単に見えますが、様々な能力を必要とする高度な教材なのです。