自生するマヌーカから採取した
マウンテンバレイ100%ナチュラルハニー
周囲10Kmに民家、牧場のない、
海と入り江に囲まれた、大自然の中です。
マヌーカの花
みつばちと巣箱
多くの皆さんが、蜂蜜が巣箱から出きれて、その後、遠心分離機で絞られ、充填される主な行程をご存じのことと思います。
夏の終わりの時期に、各巣箱からミツバチの冬越しの為の蜂蜜を巣箱に残し、余った分を収穫としてトラックに乗せ、作業場に持ち帰ります。作業場内の狭い保管室は30度以下にならないようにキープされます。30度以上40度以下というのは巣箱内の温度に合わせています。
蜂蜜のいっぱい詰まった巣粋が見えます。この状態でそのまま遠心分離機で回しても蜜は出てきません。ミツバチが六角形のそれぞれにみつろうで蓋をしていますので、まず蓋を切り取らなくてはなりません。
蜜蓋を切り取った部分から、ジューシーで新鮮な蜂蜜が見えます。1枚の巣枠の表と裏、両面の蜜蓋を切り取ります。
次に四角く丸いハリのようなものが多数付いている機械を使います。マヌーカ(マヌカ)蜂蜜はとても粘りけが強く蜜蓋を切っただけでは遠心分離機にかけても蜜は少ししか出てきません。
そこでこの四角い機械に巣枠を挟み、ガシャガシャガシャとつつくのです。
これでやっと遠心分離機に入れ抽出します。
ちなみにネイティブブッシュやカマヒの蜂蜜は、収穫直後は丁度さらさらのオイルのような状態ですので、この粗漉し作業もサラサラと時間がかからず通っていきます。マヌーカ(マヌカ)蜂蜜だけ、このような行程にひと手間かかり、更に時間も多く掛かります。
こちらの農場では収穫後の蜂蜜を、出来る限り蜂蜜の持つ成分を壊さないよう必要最低限度の行程で瓶に詰めます。収穫から瓶に入るまで3、4日から長くても1週間以内です。すべてそのまま各サイズの瓶に詰められます。
蜂蜜の溜まったタンクから瓶に入れるのも手作業です。手元に秤を置き1本1確実に表示以上の蜂蜜が入ったことを確かめ、直ちに蓋を閉めます。ひとまずこれで完成です。
あとは各瓶に表の表示ラベルを貼って、箱に収め冷暗倉庫に保管します。
瓶に入った蜂蜜は、数週間程度で結晶し、安定します。
日本に向けてトラックや船に載せられるのは、蜂蜜が瓶の中で落ちつき、安定した後がベストです。
ニュージーランドでは、「各花の蜂蜜はそれぞれに決められた含有量がなければ、その花の名前の蜂蜜として販売してはいけない」という規定があります。
「マヌーカ蜂蜜」と言えるものは、マヌーカ(マヌカ)の含有量が60%以上なければ、「マヌーカ蜂蜜」と表示することはできず、40%〜60%の含有量なら「マヌーカブレンド」と表示しなければなりません。
各蜂蜜に含まれる花の割合の調べ方は、分析所にサンプルを提出し、蜂蜜に含まれる花粉の形や量を分析し、割り出してパーセントで表示します。
巣枠を遠心分離機に入れます。
ビンの裏に「黒い粒はみつろうで食べられます」と表示してありますが、実際には以下のようなものが含まれています。
こちらの農場のすべてのはちみつは熱処理や細かいフィルターを通したりせず、収穫後のはちみつは、ステンレスの網状のもので粗漉しするだけで直ちに充填されます。
マヌーカのはちみつは特に粘りが強く、黒い粒を取り除くためにははちみつを熱し、やわらかくし、もっと細かいフィルターにかける以外に方法はありません。はちみつの持つ出来る限りのしぜんの成分を壊さずお届けするには、一切、熱やフィルターをかけない方が良いのです。
その結果、茶色や黒い粒が残り、外から見て目立つこともあります。これらは食べても差し支えのないものです。ご安心ください。
「あぱかばぁる」では、出来るだけ自然のままの状態に近い蜂蜜をお届けできるよう養蜂家より直輸入の製品のみを取り扱っています。
あぱかばぁる2代目
藤田綾子さんと巣箱