となりの谷川俊太郎
『となりの谷川俊太郎』
谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
谷川俊太郎さんの全詩集の中から新たな視点で選び出した
「短い詩ベスト120」+書き下ろし「巻頭詩」を収めた贅沢な最新詩集です。
作品のセレクトは、『谷川俊太郎詩選集』の編者として知られる詩人・翻訳家の田原(ティエン・ユアン)さんが担当し、
装丁・装画は人気装丁家の鈴木千佳子さんが手がけました。
「雲の上の谷川さんより、となりの谷川さんが好き。」と帯の言葉にもあるように、
この詩集のページをひらく読者は、詩人の谷川さんといっしょに歩き、
恋を語り合い、ともに空を見上げるような気持ちで、
詩の一つ一つを味わうことができます。
そして読者は「私のとなりに谷川さんがいてくれる」と感じることができるのです。
この詩集のために書き下ろされた巻頭詩「はじめに」の中にこんな素敵な言葉があります。
「詩はあなたの心の中で旅に出ます/私の詩が私のものではなくなって/あなたのものになることを/私の詩はひそかに夢見ています」。これがこの詩集を世に送り出す谷川さんの願いです。
出版社からのコメント
谷川俊太郎さんのファンはもちろん、
初めて谷川俊太郎さんの詩に出会う人たちにも喜ばれ、
長く大切に読み継がれる詩集を世に贈りたい。
そんな私たちの願いから生まれた詩集です。
ポエムピースから刊行された谷川さんの前作
『谷川俊太郎リフィル4点セット オリジナルバインダー付き』も併せてお楽しみください。
著者について
谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
詩人。1931年東京生まれ。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。
詩作のほか、エッセイ、絵本、翻訳、作詞など、
常に詩の可能性や領域を広げる新たな試みに挑戦し続けている。
海外での人気や評価も高く、受賞も多数。日本を代表する詩人。
■四六判変形 並製 264ページ+別丁4ページ 本文1色