【プレゼントつき】絵本 だいすきっていいたいよ (共に生きる世界シリーズ)
『だいすきっていいたいよ』
小原 絢子(おはら あやこ)
もし、きょうだいが重い病気になったら……?
実話をもとにした家族のおはなし
あゆみには ひとつ年下の いもうとがいます。
いもうとのかおりが あゆみの大切なくまちゃんと あそんでいます。
「あっ! だめ! かえして!」
かおりはぎゅっとにぎって はなしません。
「もー、どうしたの? またけんか?」おかあさんがきて いいました。
「かおりちゃんなんて だいっきらい! あっちいって!」
泣いているかおりを おかあさんがなぐさめていると……
「あれ? これなにかしら?」
かおりの目の様子が いつもとちがうことに気がつき
おかあさんは 大いそぎで病院へ行きました。
次の日から、いもうとにも両親にも会えない……
私のせいなの?
病気や障害を持つきょうだいがいる子どもが、自分のこころとどう向き合うか?
葛藤の中で主人公が成長していく過程を、実話をもとに描いた絵本です。
出版社からのコメント
幼いきょうだいのうち一人が病気になると、どうしても他のきょうだいへのケアが不十分になりがちです。
ケアが不足したお子さんは、寂しさや孤立感、自己肯定感の低下など、特有の悩みを抱えやすくなってしまいます。
著者自身も、次女の看病と長女のケアを通して、この難しい問題を経験しました。
この絵本は、「網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)」という病の啓発であるとともに、病気で苦しむ人を支えている家族を応援する作品です。
■対象年齢:小学校3年生〜大人まで
■読み聞かせ、SNS使用フリーマーク
(奥付をご覧ください)
あらかじめ、非営利での著作権使用の許諾を一部フリーにしています。
非営利の読み聞かせイベントに使用できます。
著者について
小原 絢子(おはら あやこ)
兵庫県 神戸市出身。
小児がんの一種である「網膜芽細胞腫」で娘が全盲になり、入院生活に付き添う中で、絵を描きはじめる。
この絵を使って同じ境遇の子どもたちや家族を癒し励ますことができたらと活動を続け、TV・新聞でも紹介される。
現在は絵本作りに取り組んでおり、今回が2作目。
Instagram:@ahhin.art
■B5判 32頁 ハードカバー