【プレゼントつき】新月くん

『新月くん』
よしだみなこ

「だれもぼくに気がつかないんだ。
ぼくが空にのぼる意味があるのかな」


月たちは、毎日じゅんばんに空にのぼって、
夜空にあかりをともします。

「ぼくに話しかけてきた子がいたんだ」
「ぼくは犬にほえられた」
「こねこが自分の影をおいかけてあそんでいたんだよ」

月たちが楽しそうにおしゃべりしている中、
新月はしょんぼり悩んでいました。
空から笑いかけても話しかけても、知らんぷりされてしまうのです。

なにかいい考えはないかと、月たちは会議をはじめました。
そして、いろいろ試してみるのですが……

新月は、一生懸命考えてくれたみんなのために
歌をうたいはじめました。

だれにも見てもらうことができなかった新月が、
うたうことで輝きはじめます。

出版社からのコメント

子どもたちにとってお月さまは不思議で特別な存在。
月に会いたくなる、何度も読みたくなる感動的なお話です。

判型:A5
対象年齢:3歳くらいから
絵本出版賞受賞作

著者について

よしだみなこ
絵本作家・音楽家

茨城県生まれ。
東京藝術大学音楽学部邦楽科(箏曲専攻)卒業。箏(こと)の演奏家として活動している。
「第6回絵本出版賞」のストーリー部門で奨励賞を受賞、絵本作家としてデビューを果たす。


くさなり
絵本作家・イラストレーター

島根県生まれ。
お月見団子は、あんこもきなこもみたらしも全部好き。
絵本作品に『植物界』(ポエムピース)、『おすしときどきおに』、『ねことおばあさん』、『ゆめげきじょう』(みらいパブリッシング)。

■ A5判 上製 オールカラー 32頁