名取市閖上の記憶〜3・11から過去へ、復興へ
『名取市閖上の記憶〜3・11から過去へ、復興へ』
櫻井學(さくらい・まなぶ)
被災地閖上を愛する「無名のおじさん」による
復興までの記録
宮城県名取市閖上は海抜が低く、
東日本大震災後の津波で壊滅的な被害を受けました。
それでも土地のかさ増しを行い、また家を建て、
復興してきています。
震災後まもない閖上、思い出の閖上、
復興に向かう閖上それぞれのシーンを切りとった一冊です。
「2011年の被災後、40日目に私は被災地閖上の町に入った。
まったく変わってしまった町の姿はまるで悪夢を見ているようであった。
その後、その年のうちに何度か閖上を訪れ、
2019年まで毎年のように一度は必ず閖上を訪れ、
復興の状況を見届け写真に撮ってきた」(本文より)
出版社からのコメント
3・11以降、東北各地で津波の恐ろしさを後世に伝えるための活動が行われています。
本書もその一助となりますように。
思い出の写真が雄弁に語ります。
著者について
櫻井學(さくらい・まなぶ)
1948年東京生まれ。武蔵大学人文学部日本文化学科卒業。
父の生まれ故郷である閖上に、子どものころからよく訪れていた。
本作で第4回写真出版賞ドキュメンタリー部門奨励賞を受賞。
■A5判 並製 32頁