なが生きしたけりゃ 居場所が9割

『なが生きしたけりゃ居場所が9割』
川口 雅裕(かわぐち まさひろ)

高齢期の「壁」は年齢ではない。高齢社会の研究者が本当の「壁」とその乗り越え方を指南!

80歳台後半になっても、要介護2以上の日常的に助けがいる人は、4人に1人しかいない。90歳以上でも約半数。
つまり、日本はすでに「健康でいられるように」という願いは達成しており、これからは「長い高齢期をどう生きるか」を考える時代に入った。

医療は病気を治すが、幸福や暮らしの楽しさを提供してくれるものではない。
長い高齢期を幸福に暮らすためにもっとも大切なのは「高齢期に相応しい環境づくり」である。

本書では、様々な統計データを示し、エビデンスに基づいた、高齢期に相応しい居場所づくりを示す。
高齢の親と離れて暮らす子世代にもおすすめ。
「まだまだ元気。でも先々はちょっと不安」そんな私たちの心が明るくなる、分かりやすくて優しいメッセージが満載。
風吹ジュンさん推薦本!
出版社からのコメント

人生100年時代を迎え、長い高齢期をどう暮らしてゆけばよいか、不安や心配が尽きません。それは、今のシニアも若い世代も同じでしょう。
そんな不安や心配を払拭し、高齢期をイキイキ楽しく過ごせるヒントや具体的なアドバイスが満載です。
高齢者にまつわるデータには誤解もたくさんあり、本書を読めば楽しく生きていく自信がつきます。
シニア世代はもちろん、離れて暮らす親が気がかりな子世代の方にもおすすめです。

著者について
川口 雅裕(かわぐち まさひろ)

NPO法人「老いの工学研究所」理事長(高齢社会の研究者)
一般社団法人「人と組織の活性化研究会」理事(組織人事研究者)
コラムニスト

1964年生まれ。京都大学教育学部卒。
株式会社リクルートコスモス(現コスモスイニシア)で、組織人事および広報を担当。
退社後、組織人事コンサルタントを経て、2010年より高齢社会に関する研究活動を開始。
約1万9千名に上る会員を持つ「老いの工学研究所」でアンケート調査やインタビューなどのフィールドワークを実施。
高齢期の暮らしに関する講演のほか、さまざまなメディアで連載・寄稿を行っている。
著書に『年寄りは集まって住め〜幸福長寿の新・方程式』(幻冬舎)、『だから社員が育たない』(労働調査会)などがある。

■四六判 224頁 ソフトカバー