ゼライスのキセキ 〜未来に引き継ぐ117年の軌跡と東日本大震災からの復興の奇跡

『ゼライスのキセキ』
稲井謙一(いない・けんいち)

「運」「縁」「恩」を味方に、被害を跳ね返したゼライスの真実
117年の軌跡を持つ老舗ゼラチンメーカー「ゼライス」。
家庭用ゼラチンパウダーのパイオニアが、ずっとやってきたこと、これからもやっていくこと
さまざまな年代から愛される、ゼラチンパウダーの「ゼライス」。
「ゼライス」のことは知っていても、ゼライスを製造する「ゼライス社」のことは、
よく知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
ゼライス社は、117年の軌跡を持つ老舗ゼラチンメーカー。
宮城県に本社を置き、東日本大震災で甚大な被害を受け大幅減収したものの、
7年後には奇跡の「レ」字型回復で創業以来最高の経常利益を達成しています。
地域の小学校へ理科の実験授業を出前したり、
地元自治体や企業と連携して宮城県ならではの商品をつくり出したりするなど、
愛する宮城の地を中心に社会貢献活動を続け、
「すべての人々の幸せづくりに貢献する」ことを誇りにしている会社なのです。
本書は、そんなゼライス社の、ゼラチンを愛しゼラチンと共に歩んできた「軌跡」と、
東日本大震災の被害から大幅回復を果たした「奇跡」にスポットを当てています。
出版社からのコメント

ゼラチンパウダーの「ゼライス」。特にお菓子作りをしたことがある方には馴染みがある名前ではないでしょうか。
本書は、「ゼライス」を製造する老舗ゼラチンメーカー・ゼライス社の歴史と、ゼラチンのすべてがぎっしりつまった一冊。
本書を読めば、きっとゼラチンとゼライス社が好きになるでしょう!

著者について

稲井謙一(いない・けんいち)
ゼライス株式会社取締役社長
1964年宮城県仙台市生まれ。慶応大学法学部卒業後、東京ガス(株)入社。
1991年に同社を退職した後は、塩釜ケーブルテレビ(現宮城ケーブルテレビ(株))立ち上げに携わったのを皮切りに、
稲井善八商店(現株式会社稲井)社長、宮城化学工業株式会社(現ゼライス株式会社)社長、塩釜ガス株式会社社長、宮城ケーブルテレビ株式会社社長に就任。
持ち前の決断力と積極性、東北人ならではの忍耐力を発揮して、東日本大震災後の大幅減収から、2018年には奇跡の「レ」字型回復を果たし、創業以来最高の経常利益を達成した。
趣味は読書、ゴルフなど。


『ゼライスのキセキ』製作委員会
ゼライス株式会社従業員、OBを中心として構成される本書籍制作チーム。
本来業務の傍らフォトコンテスト実行委員会の立ち上げや、OBへのインタビュー、記録写真の撮影、デザートレシピの考案・調理、撮影の立ち合いなどを担当。Zoomを駆使して八面六臂の活躍を果たした。
また、原稿のファクトチェックや校正、イラストチェックなど書籍づくりに必要な工程にひと通り携わり、心も体もひとまわり大きくなった強者集団。

■ 四六判 並製 本文240頁 カラー8頁