大亜細亜の詩 (広島本照寺・東京軍事裁判インド代表判事パール博士の碑に寄せて)

『大亜細亜の詩』
トーマス青木

■内容紹介
満州建国の秘密が明かされる!

物語は広島平和都市記念碑の「安らかに眠ってください……過ちは繰返しませぬから」の一文から始まる。
広島を訪問したインドのパール博士は、この文章に疑問を投げかけた。
パール博士の広島での足跡を追ったトーマス青木、エセ男爵、ひでみ、コスケの4人はパール博士が書いた言葉(碑文)を本照寺で見つける。
なぜ、この寺に博士の碑文があるのか。住職の筧氏とどういう関係があったのか。
謎解きのために話は、筧氏が広島に赴任する前の任地・満洲國へととぶ。
そこには満洲國建国にあたってのインドと日本の特別な関係があった……。

■四六判 上製 192ページ
■出版社からのコメント
過ちは繰り返しませんから……。
広島、本照寺に静かにたたずむ「パール博士の石碑」に書かれた文言を巡って、石碑建立の真相と昭和の歴史を探ります。
海外放浪自由人である著者が広島を舞台に手掛けた異色の歴史的小説。

■著者について
トーマス青木(小説家)
広島商科大学(現・修道大学)商学部卒。
日本通運株式会社航空事業部勤務を経て、旅行関連サービス業のコンサルタントビジネス業に従事。後、著述家に転身。