沈徳慶氏からは、自らの二胡製作の終焉に最高の二胡を作りたい というご意向がありました。 沈氏は最高の蛇皮を使い、最高の老紫檀を用意し、もてる技術と情熱の全てを製作にかけられました。 「蘇州 周萬春」の銀糸彫刻
110余年の歴史 名家 周 萬 春 楽器 周萬春楽器は、中国 江蘇省蘇州市にあります。110年の歴史をもつ老舗二胡工房。 沈徳慶氏は 周萬春楽器の第三代承継者です。 現在は直弟子の 周 健氏が第四代目として、 名家「周満春楽器」の歴史と伝統的な技術と制作魂を守っています。 手作業で掘り込まれた銀糸彫刻 絵柄を繊細に彫り込み、その後、細い銀糸を埋め込み仕上げています 美しい羽衣をまとった天女が 天上へ高く高く上っていく図です 絵柄の反対面には漢詩入り 棹の正面には 中国蘇州の文字
蘇州製 二胡 中国の蘇州は二胡製作の盛んな土地。二胡伝統と歴史の根づいた土地です。 古くから多くの銘器が蘇州より生まれました。 蘇州製の二胡は品質が高く、音色が美しいので、特に蘇州製にこだわる二胡演奏家が多くいます。 胴敷 老紫檀精品の彫り込み 老紫檀専門の二胡職人 紫檀材は最高の貴重材です。 紫檀専門の制作者は、二胡師の中でも最高の技術を有する二胡師に限られております。 老紫檀というのは、選び抜かれた最高級の紫檀材を さらに何十年と寝かせることで出来る最高の二胡材です。 老紫檀を扱える二胡師は、最高の資格を有する二胡師のみに限られ、 広く二胡奏者から信頼され、要望される二胡師です。 現役を退かれた沈 徳慶作の二胡は今や幻の二胡と噂されるようになりました。 紫檀材の中でも特に優れた老紫檀を使用し 贅沢にとった最高の天然ニシキヘビ皮を使い、 沈師が持てる技術を注ぎ込み、 納得のいくまでこだわり制作されています。 量産にはない後世に残るような完成度の高い二胡に特にこだわり制作されています。 沈師の二胡からは 他の何にも代えがたい情熱と質の高さが見受けられます。 沈氏は生涯を二胡作りにかけた大変素晴らしい名工ですので、 惜しいことではございますが、沈徳慶二胡は最後の1台です。 金銭には代えがたい貴重なものが、たくさん詰まった二胡です。大切にお届けいたします。 |