いつか別れる。でもそれは今日ではない

著者第2作『真夜中乙女戦争』映画化 2022.1.21ROADSHOW ずっと、なんてない。だから今が楽しく、切なく、永遠なのだ 10代20代の男女から圧倒的な支持を得る、新たな古典エッセイの誕生。 真夜中が、寂しくてよかった。 なにかに悩んだり、なぜか眠れない一人の夜、何度でも読み返したくなる一冊。 *** どんなに好きなものも、愛している人も、いつか別れてしまう。なんどでもそのことを忘れてしまう。だから、なんどでも思い出さないといけない。 *** 小学生の時、「先生のおすすめの本ってありますか」と彼女に訊ねると「あなたが私の好きな本を読んで、私の好きな言葉を覚えて、私が好きそうなことを話しても、あなたのことは好きなままだけど、大好きにはならないと思う」と、先生は笑った。 *** 長所で好きになり、欠点で愛する。見返りを求めない。特別な理由もない。これが王道の愛し方 *** 結局人は、見た目が大事なのか、中身が大事なのか。見た目以上の中身でなければならない。逆に、中身以上の見た目に魅力はない *** 誰でもよかった夏。誰でもよくなくなって秋。そして誰もいなくなる冬。感情は死に