翠雲(すいうん)彫刻表札は、欄間(※1)の技術を活かし、職人の目が選ぶ良質の木で製作します。
「松」「竹」「梅」「龍」の4種類からお好きなデザインをお選びいただけます。
フルネーム、英語表記可能。ここでしか作ることの出来ない、あなただけのオリジナル表札を作りませんか。
※1)採光、通風、装飾といった目的のために天井と鴨居との間に設けられる部分の事
井尻彫刻所のある米原市上丹生(かみにゅう)。およそ300年前から伝統の木彫りの技と紋様を今に伝える木彫職人の町です。
井尻彫刻所は、昭和10年に初代井尻翠雲が翠雲彫(すいうんぼり)として開業しました。彫刻の跡がわかるくらいの荒彫りが特徴です。初代の頃からその技術力には定評があり、過去には皇太子殿下(現、上陛下)への献上物を製作した経歴を持っています。
初代の確かな技術と下絵を使った翠雲彫の伝統を真っすぐ受け止める三代目・井尻一茂氏。
彫ることが大好きで、集中すると周りが気にならなくなるくらい一生懸命ですが、話しをすると、気取らずとても気さくな方。確かな彫刻の技術で、大阪・難波グランド花月の芸人看板を担当するなど様々なところで活躍をされています。
大きな木を彫る時は大きな道具。細かいところを彫る時はとても小さな道具。
その道具は何十種類もあり、場所や彫るものによって瞬時にどれを使うか選び、使い分けます。
彫刻は、道具の手入れに一番手間がかかるのだとか。これを怠ると良い彫刻が出来ないので、手入れも大切な彫刻技術です。
職人の長年の技術としっかり手入れされた道具、両方があるからこそ良い物作りが出来ます。
上丹生彫刻の歴史は古く、およそ300年前から伝統の木彫りの技と紋様を伝えてきました。今なお「木彫の里」「仏壇の里」と呼ばれ、確かな技術で仏壇作りを行っています。
木彫りと一言でいっても、作る人によって様々な表情の作品ができます。木も1本1本個性があり、同じ種類の木でも全く同じものはないのだそう。木彫職人が丁寧に作った彫刻は世界でただ一つの1点ものです。
現在も上丹生では20人の職人が、引き継いだ確かな技術で彫刻をしています。
技を惜しまず、表からは見えない細部まで丁寧に彫っています。
他では作ることのできない、井尻彫刻所の確かな技術を詰め込んだあなただけの表札です。
注文をいただいてから少々お時間をいただきますが、丁寧に制作いたしますので、出来上がりをお楽しみにお待ちください。