『インドの聖典』

本書は東京で実際に行われた著者による講義をベースに加筆編集されたものである。
インドの聖典は全人類のための人生の手引書であり、全存在のトリセツ(取扱説明書)である。
ウパニシャッドやその他のヴェーダ文献、『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』、プラーナ(古伝説)などの神話に隠された哲学的な意味を質疑応答形式で様々な具体例を交えてやさしく解説する。

自分とは誰か、何のためにこの世に生を受けたのか・・・。

本書は聖典の紹介のみにとどまらず、インド哲学における瞑想の主題をも提示し、「真の自己認識」を取り戻すきっかけを与える入門書である。


本書は、2017年にKIndle版として発売したものに数度の改訂が加えられて発刊されました。
過去にKindle版を購入いただいた方からは、数々のお声をいただいております。

◎「さらっと読めるガイドブック」
読もうと思えばさらっと読める。でも、味わいのある聖典ガイドブック。ちなみに私は興味だけあって知識はほぼゼロです。カタログ的な列挙ではありません。数あるインド聖典の大枠と、聖典を学ぶ意義について、より良い生き方の観点を踏まえながら解説されています。ある勉強会を文字に起こしたもののようで、誠実で優しい語り口。きっと広大であろうインド哲学の海をどう楽しむのか、分かりやすく議論されています。読んで良かったです。

◎「インド哲学入門書」
内容が濃い。インド哲学に真剣に向き合う方に是非お薦めします。

◎「とても良いです!」
私自身、仏教をきっかけに東洋思想・インド哲学に興味・関心を持ち始めたのですが、この本は、分かり易く内容的にも満足のいくものだと思います。インド哲学・思想に興味を抱いている方には、おススメです。

◎「良本」
文章がしっかりしているので読みやすく思考しやすい。

◎「もう一度読みたい。」
朝の時間に読ませて頂きました。私自身が生徒になったようで、授業を受けさせてもらいました。感謝します。


■商品仕様
内容:432ページ
サイズ:A5版(W148×H210[mm])
著者:ムニンドラ・パンダ


◎著者 ムニンドラ・パンダ Munindra.Panda
インドのオリッサ州生まれ。Berhmpur大学(哲学専攻)卒業。その後、過去三十年間、サンスクリット語、インド哲学、ヴェーダ文献などのアカデミックな学習、研究、教授に携わる。
伝統的な指導者の下で、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギーター、ブラフマ・スートラ、ラマーヤナ、マハーバーラタ、ヨーガ・スートラ、ほか数多くの聖典に関する広範囲な研究を行っていた。
バガヴァッド・ギーター、ウパニシャッド文献、ラーマーヤナ、マハーバーラタ、ヨーガ・スートラなどの聖典を直接サンスクリット語原典から解説できる、日本では数少ない注釈者の一人。現在は、経営者としての日々を過ごすかたわら、世界中で公演活動や哲学書の執筆活動を行う。