そっとおやすみ すごろくや HABA
『そっとおやすみ』は、1人ずつ順番に手札を1枚次の人に渡しながら、受け取った人の絵柄が4枚揃ったら、〈あとで、そ知らぬ顔で〉手札をそっと伏せ、それに気付いた他の人もそっと伏せ、次々とそっと伏せる連鎖の中で、最後に気付いたおねむちゃんを「やーい!」する傑作カードゲームです。
1人ずつ代わりばんこに、手札の〈おやすみ帽子〉カードを1枚だけ選んで次の人に渡して次の人の番、をくり返していきます。
もし自分の手札に同じ帽子の子が4枚揃ったら、他の人に気づかれないようにこっそり手元に伏せましょう。
揃ったそのときでなくても構いません。気付かれないように、次の次の人くらいのときに伏せるといいでしょう。 「そ知らぬ顔でそっと」伏せるのです。
誰かが伏せたことに気付いたら、自分の手札が揃っていなくても自分も伏せなければなりません。 もちろん「そ知らぬ顔でそっと」です。
次々と連鎖して手札がそっと伏せられていく中で、最後のうっかり者1人が〈おねむちゃんカード〉を受け取ってしまいます。
集めてしまったおねむちゃんカードが一番少ない人が勝ちです。
対象年齢 5才〜大人
遊べる人数 3〜7人用
プレイ所要時間 15分
カード48枚、妖精コマ1個入り
全員でニヤニヤしながら、そ知らぬ顔で伏せ、1人出遅れた人におねむちゃんカードを押し付けるのが楽しくてたいへん盛り上がるゲームです。
できるだけ他の人の挙動に目を配ろうとするのですが、一度に全員には目が行き届きませんし、自分の番で手札のどのカードを渡そうか…と考えて、実際に次の人に渡すまでの行動にはどうしても隙が生まれてしまうのがポイントです。
また、何枚かあるジョーカーが曲者で、「配られたときにいきなり揃っている」こともあります。最初の番の人が「どれにしようかな…」と考えている隙にそっと伏せてしまいましょう。あっ!と驚くはずです。
遊び慣れてくると、「そういえばさあ、昨日のテレビ観たー?(ぱさっ)」など、さまざまなお喋りを混ぜたりするような「人の注意を逸らす工夫」を凝らし始めてまた盛り上がります。
遊び方だけを聞いて、トランプで遊ぶ「うすのろ」と同じようなゲームかな?と勘違いされることがとても多いのですが、全員同時に手札を回すのではなく「1人ずつ、その人の番がある」ことと、「こっそり気付かれないようにアクションする」という2つの要素によって、他のゲームにはない独特の盛り上がりが楽しめるのが特徴です。
手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとして超おすすめのゲームです。