2009年、日本初のヨーロピアン・アンティーク・デザインの水栓ブランド 「Matilda (マチルダ)」が発足されました。
この水栓ブランドは、本格的なヨーロッパ水栓のアンティークデザインを追求しながらも、最先端の工法によって製造・管理されており、内部パーツ(泡沫器・セラミックカートリッジ・給水ホース等)には、世界的トップシェアを誇る専門メーカーの最先端部材が採用されています。
このような「Matilda」水栓金具は、「ネオ・アンティーク水栓金具」と呼ばれる古くて新しい独自の路線を追求してきました。また、マチルダ水栓は過去に全機種において何度もアップデートを行ってきており、その度に完成度を高めて進化してきました。
そして、2023年7月、マチルダ・ブランドは15年目を迎え、過去最大級のバージョンアップが実施され、これまでで最も大きな進化を遂げました。この新たな試みは「Esperance(エスペランス)シリーズ」と名付けられ、対象商品の商品名には「エスパ(ESP)」の文字が付け加えられました。
今回のバージョンアップの内容
- 最も熟練したクラフトマンがチームを構成し、製造部署が変更されました。
- 既存機種の設計を一から見直し、デザインと寸法の修正が行われました。特に、スパウトリーチやスパウト高さの変更に関しては、より的確な調整が行われました。
- デザインの修正に関しては、金型や本体を一から作り直しました。
- ハンドル中央のセラミックサイン(Cold/Hot)のデザインを一新し、期間限定サインも追加しました。
- ハンドル取り付け方式を改良しました。
- 全てのめっき仕上げに “PVDコーティング技術※” が採用されました。
- 日本の水圧に合わせることで流量がアップしました。
※ PVDとは、Physical Vapor Deposition(物理蒸着)の略称であり、高い真空条件下で製品に硬質の薄膜を物理的に付ける加工技術です。この技術が全てのめっき仕上げに採用され、耐久性や品質が向上しています。