月を愛した藤原定家の
想いをおせんべいに。
『小倉百人一首』の撰者である藤原定家は、「月」をこよなく愛し、出家の法名を「明静」とし、自身の日記は『明月記』と名付けるほどでした。
『小倉百人一首』にも、「月」を詠み込んだ和歌が十二首選ばれており、定家の「月」に対する想いがうかがえます。
月は時間の経過や季節の移ろいによってさまざまに変化し、「有明の月」や「夜半の月」など、情緒的な呼び名を多く持っています。
定家の「月」への想いを表現したいと、試行錯誤を繰り返しながら誕生した商品が、小倉山荘の『定家の月』なのです。
美味しい一枚へのこだわり『定家の月』
理想の一枚を焼き上げるため、日々技を磨いています。
『定家の月』は、焼き・食感ともに、弊庵の職人がこだわっておつくりしたおせんべいです。表面はこんがりキツネ色、中は真白く美しい、お米の旨味と風味をしっかり残したおせんべいづくりには、「焼き」の工程が大変重要です。
おせんべいを焼くまでにも、日々変化する気温や湿度に配慮しながら水分を調整します。
焼きの工程にはいると、職人は一時たりともおせんべいから目が離せません。生地にまんべんなく、火が通るように「熱する」「冷ます」のバランスを考え、火力と焼き釜を管理するにも職人の腕が試されます。
職人がおせんべいの生地とまっすぐに向き合い、丹念に焼くことで生まれる理想の一枚。
『定家の月』は、お米のふくよかな風味を味わっていただきたいと、職人が日々技を磨き、心を込めて焼いた一品です。