使用可能な黒鉛パッキン: 1、シートタイプ 2、成型済み円柱タイプ
これらの方法は、適合するサイズがない場合のみ行う方法です。コールマン製品の初期モデルに紐状のグラファイトパッキンが使われていました。元々あった方法をヒントにしています。交換する火器のステム内を治具として成型する方法です。どんな火器にも使える方法ですので覚えておくと良いでしょう。
(1)ステム内やティップクリーナーの古いグラファイトパッキンをきれいに除去します。ステムロッドも真鍮ブラシを使いネジ部などをきれいにクリーニングします。
(2)グラファイトパッキンを細かく砕きます。大きさはステム内やティップクリーナー内に入る大きさを目安にします。
(3)ステムやティップクリーナーロッドの隙間に砕いたパッキンを竹串などを使い詰め込みます。金属ツールは傷が付きますので使用しないで下さい。最後は、竹串を数本重ね押し込みます。ステムの場合は、手前のネジ代を少し残しておきます。
(4)オプティマス系ならスタッフィングナット、コールマン系ならステムナット、ティップクリーナーのナットをある程度固くなるまで締め付けます。実際にハンドルを回して抵抗がある程度にしておきます。
(5)これで取付け終了です。テスト燃焼させ、リークがないか暫くテストして下さい。リークがあると白い煙か炎が上がりますのでそのままの状態でリークが無くなるまでさらに締め込みます。