

熊本県宇城市は海に近いため、地下水に塩分含有が微量にあり、美味しい作物を作りにくい。
そのため面積1.3haのビニールハウスの屋根面を利用して雨水を溜めています。

その雨水をナノバブルに変えてメロン畑に散水します。
ナノバブル水の効果は、メロンの繊維を細かく育成し、果肉の食感を滑らかにします。

自動開閉式ファンは外気を取り入れてハウス内の気温や湿度を最適にコントロールしています。
また、植物にとって害悪の病原菌を外に放出することに効果があります。

地面にシートを貼り、プランター栽培で虫の侵食や病気(細菌の侵入)を最小限に防ぎます。
その各プランターには、インジェクション(点滴)を設置し、液肥(リン酸・カルシウム等)を自在に注入します。
特に、適正な時期に散水を抑制することで、糖度を上げることに効果的です。

農場に設置しているあらゆるセンサーからAI情報を収集し、必要な散水量や養分をメロン苗に送り、ハウス内の環境コントロールを行っています。
これにより甘さや香り、形状、表皮の色味の向上を図り、秀品率を高めています。