農家がつくった にしおかジャムいちご

いちご農家が30年、家族の為に作り続けたいちごジャム。
いちごジャムを褒めてくださるお客様の後押しで、お店ができました。

これまで手売りしてきたお客様からは「しっかりした味のジャムなのに、ほのかなレモンの香りのおかげか、いちごのつぶつぶがたくさん入ってるせいなのかわからないけど、飽きずにいくらでも食べられる。」
「このジャムをパンに塗るときは、どうしても盛ってしまうので、母に『あなたはパンを食べてるの？それともジャムを食べてるの？』と聞かれます笑」
「いちごの密度が高い。」
といった評価とともに、「もっと沢山買いたいので、お店を出してほしい。」という嬉しい後押しを頂き、今回、一介の農家が販売に乗り出した次第です。

着色料・保存料無添加。
でも味に妥協したくなかったので要冷蔵。

材料はいちご・砂糖・レモン。以上です。３０年、いろいろな材料を試しましたが、シンプルが一番という結論になりました。

ノンペクチン、だから濃い。
多くのいちごジャムにペクチンが添加されるのは、いちご本来のペクチンだけではいちごジャムになるまでにたくさん水分をとばさなければならず、色も悪くなってしまうから。
でも添加物のペクチンが入っていると、気のせいかもしれませんがやっぱりペクチンの味がするように感じますし、そもそも家族のためのジャムに添加物は入れたくない。なので、私たちのジャムはペクチン不使用です。かわりにレモンを入れます。味の名脇役でもあるレモンは、ジャムのきれいな色を保たせてくれます。
でも添加物のペクチンより弱いので、私たちのジャムはおもいっきり水分を飛ばします。だからこそ、ひと匙あたりのいちごの量が多く、濃いんです。

手間を惜しまず、一粒ずつハンドピックしたいちごを使う。

加工用として売られているいちごには、稀にいちごの味を著しくおとす病気や害虫に冒されながら、その病気が表出しているところを切り取られて販売されているものが混入している場合があり、ジャムの材料に使うと著しく味が悪くなってしまいます。私たちが使ういちごは、畑直送のへた付きのもの。収穫時と、いちごを丁寧に洗う時と、へたを落とすときの3回、味を落とす原因になるいちごが入らないよう、一粒ずつ入念にチェックしています。
面倒だけど、こんなに材料にこだわれるのは、いちご農家だからです。

入れ物は、絞り出しやすい特殊形状のパウチ。
ゴミにも出しやすいです。


朝、ジャムだけのためにスプーンを汚すの、ちょっと嫌じゃないですか？
後で子供が使うから、ジャムの瓶にスプーンを入れておいたら、柄にジャムがついているのに気づかず手が汚れたり、うっかり瓶から落ちてテーブルが汚れたり……。そういう、ちょっとしたイライラを解消したいと思って、でも私たちのジャムの直径1センチ近い粒は潰したくなくて、このパウチを作りました。
この便利さは、よくジャムを食べる人にほど理解してもらえると思います。
ジャムを作って食べてる私自身がどうしてもこういう容器が欲しかったから、オリジナルパウチにしちゃいました。

パウチの帯についてるタヌキさんは、なんと絵本作家の田中六大さんに描いて頂きました。かわいいパッケージなので、そのままプレゼントしたり、ちょっとしたお返しにお渡しするのにも最適です。