
蔵出年月【2020年12月】
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こだわりの米
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■「繁桝」では福岡県産(山田錦・雄町・吟の里・夢一献)を使用しています。
酒造りに適した米は「酒造好適米」と呼ばれ、食用米に比べて粒が大きく、
米の中心部にある心白という部分が大きく、タンパク質や灰分含有量 が少ない事が挙げられます。
心白部は、麹菌の菌糸が中に伸びやすく、強い酵素力のある麹が出来、酒母、醪での糖化も良いのです。
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こだわりの水
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■「繁桝」ではカリウム、リン酸、マグネシウムを適度に含んだ矢部川の伏流水を使用しています。
酒造用水として有効な成分のカリウム、リン酸、マグネシウムなどは、麹菌と酵母の増殖を助ける重要な成分で、
これが不足すると製麹における麹菌、酒母における酵母の増殖が遅れ、正常な製造管理をする事が出来なくなります。
全体の約80%が水分である日本酒の醸造において、水質が大変重要である事は言うまでもありません。
酒造用水は製造しようとする総米重量の総量の20〜30倍必要といわれており、使用する目的によって
醸造用水と瓶詰め用水の二つに大きく分けることが出来ます。