連続テレビ小説 ふたりっ子 完全版 DVD-BOX1 全7枚
「おしん」と並び歴代朝ドラ史上NO.1との評価も高い「ふたりっ子」が、ついに完全版DVDで登場
通天閣を仰ぎ見る大阪を舞台に、双子の姉妹・麗子と香子の奮闘と成長を描いた、NHK朝の連続テレビ小説。大阪の下町の人情や家族の絆、将棋という厳しい勝負の世界を背景にした波瀾万丈の物語が話題を呼び、社会現象にまでなった傑作ドラマがDVD-BOXで甦る!
【あらすじ】
第1週
昭和41年、通天閣をのぞむ大坂・天下茶屋商店街で豆腐屋を営む野田光一、千有希夫婦のもとに、双子の姉妹が誕生。麗子、香子と名づけられた二人は、10年後、優等生の麗子、けんかに明け暮れる香子と対照的な性格に成長。ある日、香子はある男との運命的な出会いから、新世界将棋センターに足を踏み入れる。麗子はピアノが欲しくてたまらない。
(1996年10月7〜12日放送)
第2週
千有希から厳しく叱られ「自分は生まれてこないほうがよかった」と思い込んだ香子は、銀蔵の後を追って列車に飛び乗る。銀蔵が香子を連れて向かった先は、日本海に面した港町・香住。そこで香子は一人の少年と出会う。一方麗子は母の実家・芦屋に憧れを強めていた。時が過ぎ、18歳になった麗子は有名進学校に通い、香子は好きな将棋に明け暮れて高校留年の危機に陥っていた。
(1996年10月14〜19日放送)
第3週
祖母の葬儀のために芦屋の実家を訪れた千有希。しかし父・英之は千有希の顔を見ても娘だと気づかない。そんな英之に対し、妻・理佐子の長年にわたる不満が爆発する。豆腐屋の修行をしていた香子は、将棋センターに現れた森山史朗と対戦し、将棋の養成機関“奨励会”の存在を知る。一方、麗子は京都大学に合格。ふたりはそれぞれ大きな決意を胸に抱く。
(1996年10月21〜26日放送)
第4週
家を出た麗子を連れ戻すため、香子と千有希は芦屋へ。しかし千有希が芦屋に行った日から光一の様子がおかしくなり始める。一方香子は、奨励会受験の条件であるプロ棋士への弟子入りを願い出てことごとく断られ、永世名人・米原から「プロ棋士にはなれない」と言われてしまう。自分の将棋を否定された香子は寝込んでしまうが、そんな香子のためにひと肌脱いだのは銀蔵だった。
(1996年10月28〜11月2日放送)
第5週
奨励会に入った香子は師匠・米原の家に通い始める。麗子は財閥の跡取り息子である荘平とつきあうようになり、荘平から史朗を紹介される。史朗が奨励会に入っていると知った麗子は、香子を呼び出し、自分たちが双子であることを史朗に言わないようにと頼む。そんなある日、麗子はとうとう英之と理佐子の修羅場を目撃してしまう。麗子の連絡を受けて千有希は芦屋に駆けつけるが、光一はそれが面白くない。
(1996年11月4〜9日放送)
第6週
千有希不在の野田豆腐店に英之が訪ねて来る。そこへ歌手のオーロラ輝子も突然やって来る。香子は芦屋の千有希に電話をするが、「お父ちゃんとはしばらく離れたほうがええんと思う」いうのが千有希の答えだった。光一も、芦屋に千有希を迎えに行こうとはしない。翌朝、千有希が野田豆腐店に電話をすると、電話に出たのはオーロラ輝子だった。
(1996年11月11〜16日放送)
第7週
銀蔵の喧嘩に巻き込まれて光一が留置場に入れられた夜、千有希が天下茶屋に帰ってくる。光一は翌朝釈放されるが、銀蔵は香子に「香車を捨てよ」という一言を残して姿を消す。連敗が続き降級した香子は、銀蔵の言葉と史朗に言われた「臆病な将棋」の意味を考え続ける。一方荘平からプロポーズされた麗子は、芦屋から嫁ぐために有沢家の養女になりたいと光一、千有希に告げる。
(1996年11月18〜23日放送)
第8週
麗子は荘平に自分の生い立ちを打ち明けられず、不安を胸に抱いていた。数日後、荘平と麗子、史朗と香子は偶然ある店で出会い、一緒に食事をすることに。窮地に陥った麗子は、あくまでも香子とは他人のフリをしようとする。しかし不自然な空気に耐え切れず、麗子はついに荘平に真実を告白。荘平は麗子を優しく抱きしめるが、その後麗子の前から姿を消してしまう。
(1996年11月25〜30日放送)
第9週
光一が失踪した。一方、荘平の外務公務員試験合格を祝って史朗の部屋で二人が飲んでいると、麗子がやって来る。麗子は史朗に「しばらくここに置いてほしい」と頼む。失踪した光一はオーロラ輝子の巡業について福井に来ていた。英之は光一を連れ戻すために福井に出かけていくが、光一は聞く耳を持たない。千有希のもとには光一の筆跡で「野田光一は死にました」と書かれた小包が届く。
(1996年12月2〜7日放送)
第10週
史朗はプロになるための大切な対局をすっぽかし、故郷・香住へ向かう。史朗が父親の墓を訪れると、そこには銀蔵の姿があった。史朗は全財産をかけて銀蔵と対局をする。史朗を探して香住にやってきた香子は、森山に一緒に戻ろうと訴える。そこに二人を追いかけて麗子も現れる。麗子は二人に向かって「私は森山さんが好き」と宣言するのだった。一方、光一がいるとの連絡を受けて、千有希も香住にやって来る。
(1996年12月9〜14日放送)
第11週
史朗はプロ棋士への昇格を勝ち取り、香子と結婚を前提につきあいたいと米原に宣言。香子がプロポーズされたことを麗子は心から祝福するが、千有希は史朗に身勝手だと激しい剣幕でくってかかる。千有希は店を閉め、麗子、香子とともに芦屋で暮らし始める。芦屋に移った翌朝、麗子のもとにマサと荘平がやって来る。荘平は麗子にもう一度やり直そうと切り出すが……。
(1996年12月16〜21日放送)
第12週
麗子は史朗の部屋を訪ねるが、冷たく追い返される。陰でそれを見ていたマサは思わず史朗につかみかかるが、麗子にひどくののしられ、ついに麗子を突き放す。一方香子は、史朗から香住の船子屋で会おうと言われるがそれを断り、麗子にも史朗と結婚するつもりはないと伝える。その場では香子に対して冷たく返事をした麗子だったが、その後香子の結婚のために奔走。そしてマサに頼んで香子を香住に送り届けるのだった。
(1996年12月23〜28)
第13週
24歳になった香子は三段リーグをトップの成績で驀進中、そして史朗はついに米原を破って竜将戦の挑戦権を手に入れる。一方麗子は京大卒業後、新しい豆腐ビジネスを興し、バブル景気に乗って発展させていた。しかしマサの母は、麗子が仕事に没頭して孫の顔がなかなか見られないことが不満だった。1991年の正月、家族の集まった新年会で麗子が当分子どもを産むつもりはないと宣言。新年会は大荒れになる。
(1997年1月6〜11日放送)
第14週
三段リーグでの香子のライバル雨宮は、将棋センターで銀蔵に教えを受けていた。二人が1日100局は指していると聞き、香子はショックを受ける。雨宮が銀蔵に香車の駒をもらったことを知り香子は銀蔵に会いに行くが、「おまえはあいつに負ける」と追い返されてしまう。香子は米原のもとを訪れて教えを請い、泊り込みで特訓を受ける。一方麗子は、父の跡を継いで実業家となった荘平と4年ぶりに再会する。
(1997年1月13〜18日放送)
映像特典:「ふたりっ子」誕生秘話
「ふたりっ子」はこうして生まれた
〜香子・麗子誕生秘話 前編〜
作者の大石静、子供時代の香子・麗子を演じた三倉茉菜・佳奈らが、ドラマの舞台裏をふりかえる!
当時の演技指導風景など貴重な秘蔵映像(未放送)のほか、内野聖陽の撮りおろしメッセージも収録。
作:大石 静
音楽:梅林 茂
主題歌:NOKKO「ナチュラル」
出演:岩崎ひろみ/菊池麻衣子/三倉佳奈/三倉茉奈/段田安則/内野聖陽/河合美智子 ほか
収録時間:本編1251分+特典14分
©2007 NHK