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NHKで放送された落語の名作を紹介するシリーズ。人気の高い噺家達の演目を収録する。
五代目 春風亭柳昇の『結婚式風景』、『里帰り』を収録。
【収録内容】
■『結婚式風景』
結婚式の漫談風爆笑ルポルタージュ。披露宴の祝辞の長さを痛烈に皮肉り、つづいて引出物の話、さらに夫婦の相性、血液型など、話題は自分の家族に脱線。ふたたび本題に戻り、媒酌人のあいさつが始まるが、珍妙極まる新郎新婦の経歴紹介がくり広げられる。
(1992年5月5日放送)
■『里帰り』
一人娘を嫁にやった父親の家へ、ある日その娘が帰ってくる。『夫はいい人なのだが、姑が口うるさく、意地悪で、これ以上辛抱できない』という。父親はしきりに帰るよう説得するが、娘は『どうしても帰れというなら姑を殺す』という始末。すると父親は『ある秘薬と秘策』をこっそりと娘に授けて―――。
(1995年4月18日放送)
【プロフィール】
1920年、東京都生まれ。
1946年、六代目春風亭柳橋に入門し、柳之助。
1949年、二ツ目となって五代目春風亭柳昇を名乗る。
1958年、真打に昇進。
新作落語を主とし、作家としても“林鳴平”の名で多くの新作落語を残した。「春風亭柳昇といえばわが国では私一人・・・」というお馴染みのフレーズと明るくほのぼのとした芸風で多くのファンから愛された。