当オペアンプが一部の機器で使えなかった(異常発熱やノイズ)とのお声がございますが、このオペアンプは設計的に新しい世代のものですので、最低限の回路を備えた一般的な機器では特に問題なく動作し、決して発信しやすいシビアなものではございません。
異常な発熱やノイズについては発振によるものとみられますが、オペアンプを用いた回路設計における基本的な最低限の回路構成が構築されている(常識的な設計がなされている)機器であれば、発振しやすい条件となっている回路ならば補償回路を入れるなどの対策がされている事が通常であり、そのような回路での使用で発振するという事はなかなかありえない事です。
コストカットのために必要回路が省かれていたり、基本的なルールを守っていないアバウトな設計がなされた機器では発振しても何らおかしくない為、発振とみられる症状が起こった際にはオペアンプ周りの回路設計に問題がないかご確認頂く事をお勧めいたします。
2023年4/13販売より、新ロットへリニューアル旧ロット基板をベースに、更に改良を加えた新設計基板の採用により、ICのEMI対策を講じると共に放熱効率を大幅に向上させ、高音質化を実現しました!
更に、部品及び生産工程の調整により、旧ロット比較で高さを3.4mmも削減しローハイト化!
丸ピンタイプソケット装着時の高さが通常のDIPオペアンプ比で+1.7mm程度まで抑えられ物理互換性が大幅アップしました!
上部の余裕スペースが狭く、部品の高さ制限が厳しい機器にもお使い頂けるようになりました。
詳細は下記ブログをご覧ください。
◆『NFJ公式ブログ記事 リニューアル再販のご案内 OPA1612 2回路8PinDIP化オペアンプ完成基板』【新ロット変更ポイント】データシートRev:Cよりこのパターンの追加によって、熱歪みを抑え仕様通りの性能を得ることができるという事で今回アップデートを行いました。
サーマルパッドと基板側の放熱面がはんだで溶着されることにより熱伝導率を高め、更に背面側にレジストを剥がした放熱面を設定し、VIAスルーホールを複数設けることにより放熱面積の拡大と効率化+EMI対策による性能向上を目指しています。
■新設計基板の採用による放熱性能・対ノイズ性能向上による高音質化
・オリジナル設計の証、NFJの刻印を付与
・表面サーマルパッド用放熱パターンをGND結合(放熱兼EMI対策)
・裏面サーマルビア結合放熱パターンを設置
■ローハイト化よる物理互換性UP
・旧ロット比3.4mmのローハイト化(全高8.8mm)
・DIPオペアンプ+1.7mmとほぼ互換サイズに
OPA627AU 2回路DIP化オペアンプ完成基板のご好評を受け、新たなDIP化完成基板オペアンプを販売いたします!
SONパッケージタイプのOPA1612を専用開発基板にてDIP互換化したオペアンプ完成品です。
DIPタイプの2回路オペアンプとピン互換化してありますので、DIPタイプのオペアンプと交換してお使いただけるほか、ドライブ能力が高いのでヘッドフォンアンプ用としてもお勧めです。
※オペアンプにより動作電圧と回路条件が異なりますので、対応するかどうかについてはお客様ご自身にて予めご確認をお願い致します。
※動作電圧条件(±2.25V〜±18V)
※必ずしも動作を保証するものではございません。
※最悪の場合取り付けた機器の破損に至りますので、知識をお持ちの方のみご使用ください。
OPA627AU 2回路DIP化オペアンプ完成基板の製品化・販売で培ったノウハウを活かし、SONパッケージタイプのOPA1612専用に設計・開発したオリジナル基板に実装し、DIP化完成基板の量産を確立いたしました!
OPA627完成基板と同様に、基板を限界まで小さくする弊害としてプリント基板のパターン幅が狭くなり音質に影響してしまう事を懸念し、弊社独自で最大限大きなパターン幅で回路設計を行ったオリジナル基板で生産しております。
写真に掲載の通り、1次サンプルで基板パターンの幅に納得ができず再設計し、限界までパターン幅を拡張しました!!
OPA627完成基板と同じく完全な手作業による組み立てとなりますので、こちらも同じくある程度の製造誤差はご容赦ください。
【SONパッケージについて】SONパッケージはチップサイズとほぼ同じ大きさのパッケージで、リードが無く代わりに電極パッドがついているタイプです。
DIPやSOPと比べて中のチップと電極までの配線(ボンディングワイヤー)が短くでき、リード部も省略できるため、インダクタンス成分が少なくなり高い周波数での動作が安定するなどのメリットがあります。
高性能オペアンプになるほど、そのような細かい部分の差が大きく影響しますので、このオペアンプにとってはこちらが理想のパッケージとなっています。
【メーカーによる説明】OPA1612はデュアル(2回路)タイプのバイポーラ入力オペアンプです。
0.000015%という超低歪で、1kHz動作時1.1nV/√Hzという超低ノイズを実現。
2kΩの負荷に対して600mV以内のレール・ツー・レール出力振幅で動作するため、ヘッドルームとダイナミック・レンジが向上。
±30mAという高い出力駆動能力を持っています。
±2.25V〜±18Vという非常に広い電源範囲で動作でき、チャネルあたりの消費電流はわずか3.6mAと超低消費電力です。
ユニティ・ゲインで安定であり、幅広い負荷条件で優れたダイナミック特性を発揮します。
各回路が完全に独立し、クロストークが最小限に抑えられ、過駆動や過負荷の場合でもチャネル間の相互作用はありません。
優れた歪特性を持っています。2kΩ負荷でのTHD + ノイズは、オーディオ周波数範囲(20Hz〜20kHz)全体にわたって、0.00008%未満(G = +1、VO =3VRMS、BW = 80kHz)です。
OPA1611シリーズのオペアンプで生じる歪は、多くの市販の歪アナライザの測定限界以下です。
■ICの仕様については下記にてご確認ください
http://www.tij.co.jp/product/jp/OPA1612?CMP=AFC-conv_dkmode【製品の特徴】・ソケット周りのコンデンサ等と干渉しないソケットサイズ設計
・回路を極力太く設計したNFJオリジナル基板
・オペアンプIC以外の部材は新品で構成
【注意事項】※全数試聴チェックを行っておりますが、万が一ご使用中に歪っぽい・ノイジーな音と感じられた場合は一定時間のエージング後に再度ご視聴ください。
当該オペアンプが高性能故に、使用される機器や回路設計によっては稀に発振してしまう場合もございます。
使用機器を代えてお試し頂きそれでも同様の場合は、ご注文履歴よりご連絡頂きましたらご対応いたしますので宜しくお願い致します。※初期不良1週間保証となります。
※説明書はございません。基板の切り欠きを目印にピンアサインをご確認ください。(2回路DIP互換ピン配置)
※本製品の使用方法についてのサポートは一切致しませんので、知識のある方のみお求めください。
※オペアンプ交換は自己責任にてお願いします。
※当製品を使用した際におきた機器などの故障・破損、及び、事故等の損害についての補償は対応できません。
あくまでも自己責任の下のDIY用途でのご使用をお願いします。
※オペアンプICは相場変動があるため価格改定を行う場合がございます。
※各ICには極性があり、取り付けの向きがございます。取り付け向きを間違うとICの破損及び接続機器の破損につながりますのでご注意ください。
※ロット番号はご指定いただけません。写真はサンプルのため、実際にお届けする個体とロット番号が異なる場合がございます。
※完全な手作業による組み立てとなりますので、ある程度の製造誤差はご容赦ください。
※はんだの際のヤニ・フラックス残りは洗浄しておりますが一部取りきれてない場合がございます。
品質に影響ございませんのでご了承ください。
【関連商品】【製品仕様】販売単位: | 1個 |
オペアンプ: | TexasInstruments OPA1612(SONパッケージ) |
外形: | DIP-8P |
動作電圧: | ±2.25V〜±18V |
回路数: | 2回路 |
サイズ: | 約10.5mm×10.5mm×8.8mm(突起部を含む) |
重量: | 1g |