藤田嗣治「女性像」 1928年制作の魅力的な貴重な作品!

★作 者   藤田嗣治
★画 題  「女性像」
★タイプ   銅版画 
★ED    限定660部
★制作年   1928年
★保 証  【真作保証】
★サイン   版上サイン
★イメージサイズ 26×19cm 
★額装サイズ   約44×38cm
★絵の状態  良好
★額の状態  新額
★付属品   額・かぶせ箱

★真作保証・返品については「お買い物ガイド」をご覧ください
パリに憧れ26歳で渡仏した画伯は、ピカソやヴァン・ドンゲン、モディリアーニらエコール・ド・パリの画家たちと交流。
彼らに刺激され、独自のスタイルを追究するなかで、画伯固有の技法をきわめました。その極細の輪郭、透き通るような乳白色肌の裸婦像は、パリで絶賛されました。
「女性像」と題する本作品は、ポール・モラン著「フジタ」(1928年)に収蔵されている5枚の銅版画の1枚で、レゾネにも掲載されています(最後の画像)。
この銅版画は660部限定で、60部はアルシュ紙に刷られ、600部はベラム紙に刷られたとされています。
本品は、ベラム紙に刷られた作品と推察されます。
この2種類の紙は藤田画伯の銅版画に多用されており、ベラム紙については「表面がつるつるして色は淡い茶褐色で一見すると全体的にやけたような印象を与えるがこれが本来の色調であり・・」と藤田画伯の銅版画について書かれた文献にあります。
1928年制作の貴重な作品であり、まさに藤田画伯らしい魅力的な「女性像」です。
ぜひこの機会にコレクションにお加えください。


藤田嗣治

1886年  東京都新宿区新小川町に生まれる 1910年 東京美術学校西洋画科を卒業 1913年 26歳の時にフランスにわたる 1919年  サロン・ドートンヌに出品した6点の油絵がすべて入選し、会員に推挙される 1921年  サロン・ドートンヌ審査員となる 1923年  サロン・デ・チュイルリー会員となる 1929年 凱旋帰国展のため16年ぶりに一時帰国 1933年 以降は日本を活動の拠点とする1941年  帝国芸術院会員となる 1943年 朝日文化賞受賞 日中戦争が始まると、祖国への貢献を願い大画面の戦争画を制作 1949年  戦後戦争協力者として批判を浴び渡仏 1955年 フランス国籍を取得 1956年 カトリックの洗礼を受けてレオナルド・フジタと改名 晩年はランスのノートル・ダーム=ド・ラ・ペ礼拝堂の設計、壁画制作に没頭 1957年 レジオン・ドヌール勲章受章 1959年 ベルギー王立アカデミー会員となる 1968年 スイスチューリッヒにて逝去