【送料無料】[本/雑誌]/回想マルクス貨幣・信用論の虚構/楊枝嗣朗/著

楊枝嗣朗/著/回想マルクス貨幣・信用論の虚構、メディア:BOOK、発売日:2025/09、重量:450g、商品コード:NEOBK-3135953、JANコード/ISBNコード:9784830952913
※ご注文前に以下必ずご確認ください※



書籍商品の購入に関するご注意

関連人物・出版社
発売日
2025/09
商品説明
貨幣は商品交換から発生し、近代的信用制度は産業資本の創造物であるという『資本論』の常識は、言わば「神話」に類するものであり、「新しい信用論」と呼ばれた「マルクス信用理論体系」なるものも、そうした虚構に依拠して構築されたものである。戦後信用論研究を回顧し、信用貨幣、「信用の基本規定」の誤解、株式会社(有限責任制、法人格成立の根拠)、金融資本論の閉塞を論じる。
収録内容
  1. 序章 マルクス貨幣・信用論の虚構
  2. 第1章 支払決済システムと信用貨幣―信用貨幣生成の根拠―(「一覧払債務貸付」の根拠をめぐる混迷
  3. 川合一郎氏の信用貨幣論の変遷
  4. 銀行券と預金通貨
  5. 結びに代えて―貨幣取扱業務・支払い決済システム・信用貨幣)
  6. 第2章 資本の回転と信用―「信用の基本規定」をめぐる誤解―(「信用の基本規定」をめぐる誤解―『要綱』における「資本一般の形態諸規定」と「信用の必然性」―
  7. 「流通時間の止揚」と信用―引受信用、手形割引、資本信用、不動産担保融資等―
  8. マルクス信用理論体系と資本市場)
  9. 第3章 株式会社の成立―有限責任制、法人格生成の根拠―(資本調達視角からの株式会社論
  10. 株式会社の成立―株主の有限責任制、法人格の根拠―)
  11. 第4章 金融資本論の閉塞―松井和夫著『セキュリタイゼーション』に寄せて―(戦後のフィナンシャル・イノベーション―概観―
  12. 大企業と大銀行の関係―「金融資本論」をめぐって―
  13. 松井氏の金融資本論の転換
  14. 結びに代えて―金融資本論の閉塞)
  15. 文献解題『イギリスにおける商事法の発展―手形が紙幣になるまで―』(J・S・ロジャーズ著、川分圭子訳、弘文堂、2011年発行)
  16. 書評『21世紀の貨幣論』(フェリックス・マーティン著、遠藤真美訳、東洋経済新報社、2014年)