【送料無料】[本/雑誌]/競争なきアメリカ 自由市場を再起動する経済学 / 原タイトル:THE GREAT REVERSAL/トマ・フィリポン/著 川添節子/訳

トマ・フィリポン/著 川添節子/訳/競争なきアメリカ 自由市場を再起動する経済学 / 原タイトル:THE GREAT REVERSAL、メディア:BOOK、発売日:2025/03、重量:518g、商品コード:NEOBK-3078233、JANコード/ISBNコード:9784622097549
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発売日
2025/03
商品説明
アメリカでのブロードバンド平均月額料金は66.17ドル。対してドイツでは35.71ドル、フランスでは38.10ドル支払えば、同等のサービスが利用できる(2017年)。熾烈な価格競争が行なわれるはずの自由市場の国アメリカでは、ヨーロッパの人々の2倍近くを払わないとインターネットを利用できない。本書によると、これは通信業界だけの問題ではない。競争が減少し、一握りの企業への集中が高まったことで、様々な物・サービスの市場で価格が上昇しているという。その背景には企業の政治家へのロビー活動や選挙資金提供で歪められた政策があると著者は喝破する。カネと政治の結合が歪めたのは価格だけではない。投資、生産性、経済成長、賃金が低調になり、格差が拡大した。Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftといった21世紀のテック系スターは、GE、GMといった過去のスター企業を上回るほど経済に貢献してはいない。ニューヨーク大学スターン経営大学院でマクロ経済とファイナンスを専攻する経済学者が、データを徹底的に活用して説く。
収録内容
  1. 序論
  2. 1 アメリカにおける市場支配力の高まり(経済学者はなぜ競争が好きなのか...なぜあなたもそうあるべきなのか
  3. 悪い集中、良い集中
  4. 市場支配力の増加
  5. 投資と生産性の低下
  6. 自由参入の失敗)
  7. 2 ヨーロッパの状況(一方、ヨーロッパではどうか
  8. アメリカの物価は高すぎるのか
  9. ヨーロッパ市場はどのように自由化したのか)
  10. 3 政治経済学(ロビー活動
  11. カネと政治)
  12. 4 いくつかの産業を掘り下げる(バンカーの報酬はなぜ高いのか
  13. アメリカの医療―自ら招いた禍
  14. 星を見上げて―トップ企業は本当に違うのか
  15. 規制すべきか否か、それが問題だ
  16. 買い手独占力と格差)
  17. 結論