[本/雑誌]/ロゴスの名はロゴス (ベスト新書 613 言葉の診察室 2)/呉智英/著

呉智英/著/ロゴスの名はロゴス (ベスト新書 613 言葉の診察室 2)、メディア:BOOK、発売日:2024/03、重量:190g、商品コード:NEOBK-2955228、JANコード/ISBNコード:9784584126134
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発売日
2024/03
商品説明
言葉に関する無知は論理に関する無知である。差別語、不快語、不適切語...、こういったものが、文化も歴史も国際政治もそして論理さえも無視した空虚なレッテルだとわかるだろう。言葉に関する無知は、文化に関する無知であり、歴史に関する無知であり、そして冷厳な国際政治に関する無知であり、そもそも論理に関する無知である。本書は言葉についてのエッセイ集である。私は言葉について何ほどのことも知らない。文化についても歴史についても国際政治についても、無知浅学である。それでもなお、このような本を上梓するのは、ただ一つ知っていることがあるからだ。ロゴスの名はロゴスであると。
収録内容
  1. カメラに「フイルム」を入れるのが日本式なのだ
  2. 「超」だの「ド」だのがついても由緒正しい言葉がある
  3. 大きい「ツ」と小さい「ッ」には本質的なちがいがある
  4. 歴史的仮名遣ひって論理的でせう
  5. 白線までさがるのは「危険ですから」か「危ないですから」か
  6. 東日本の訓読みと西日本の訓読み
  7. 意味がなんとなく通る時、誤用は見逃しやすい
  8. 「攻め合って」「防ぎ合う」から「せめぎ合う」なのか?
  9. 日本人は音声だけでなく文字でもしゃべっている
  10. 単語の日本語訳と語法の日本語訳
  11. 「鹿」と「猪」と「獅子」はどうつながるのか
  12. 「鍵」に当たるのがアメリカ人、「鍵」に乗るのが日本人
  13. 「r」と「R」、発想のちがい
  14. 「ドれミ」ときたら「ソらシド」だよ
  15. 月や雲に命令してどうするの
  16. 牛から落馬することもある
  17. 世界に広がる日本的怪獣命名法
  18. 女王様といも姉ちゃん
  19. 「照る山」や「きら星」はまだいいけれど
  20. 「武士」は明治以後出番が多くなった〔ほか〕