[本/雑誌]/アジア遊学 271/水野裕史/編

水野裕史/編/アジア遊学 271、メディア:BOOK、発売日:2022/07、重量:540g、商品コード:NEOBK-2753545、JANコード/ISBNコード:9784585325178
※ご注文前に以下必ずご確認ください※

※メール便不可商品



書籍商品の購入に関するご注意

関連人物・出版社
発売日
2022/07
商品説明
古来、絵画は、ひとつ鑑賞の目的のみならず、そこに描かれた題材や物語から、あるべき生き方、倣うべき考え方を学び、自らを顧みるための装置として存在していた。特に東アジアにおいては、中国を淵源とする儒教思想に基づき、善行を勧め、悪行を戒めるために描かれた『勧戒画』がひろく作成され、それらは、いまなお各地に多種多様な作品として伝存している。人びとの思想や生活に対し、絵画はどのように機能し、展開していったのか―古代から近代における『勧戒画』の諸相を多角的に考察、作品が生まれ、受容された時代の思想・文化を捉えなおすとともに、時代を超えて、見る者の「鑑」となる美術作品の力を再認識する刺激的な一冊。
収録内容
  1. 1部 勧戒画の成立(勧戒のシンボル―礼拝空間における孔子祭祀のあり方
  2. 漢代画像石にみる儒教的モチーフ―墓域という空間におけるその機能 ほか)
  3. 2部 勧戒画の題材(玄宗皇帝絵にみる勧戒性―長恨歌絵を中心に
  4. 王昭君図―勧戒画への発展 ほか)
  5. 3部 帝王学の書と絵―帝鑑図(万暦帯、張居正と『帝鑑図説』
  6. 「帝鑑図」の変遷―青蓮院・名古屋城・熊本城の障壁画と仙台藩の事例から ほか)
  7. 4部 勧戒画を使った人と空間(宋代皇帝と勧戒の空間―「無逸図」と「山水図」
  8. 「荘厳」する瑞獣―将軍家光の先祖祭祀における勧戒画 ほか)