[本/雑誌]/権力にゆがむ専門知 専門家はどう統制されてきたのか (朝日選書)/新藤宗幸/著
新藤宗幸/著/権力にゆがむ専門知 専門家はどう統制されてきたのか (朝日選書)、メディア:BOOK、発売日:2021/12、重量:400g、商品コード:NEOBK-2687172、JANコード/ISBNコード:9784022631169
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関連人物・出版社 |
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発売日 |
2021/12 |
商品説明 |
1980年代の中曽根政権時代に「私的諮問機関」が濫設された。法令に根拠をもたず要綱などで臨機応変に設置でき、政治権力にとっては使い勝手がよい。いまや「有識者会議」「審議会」という言葉にかわり、第二次安倍政権以降次々と設けられた。安保法制懇談会、教育再生実行会議、働き方改革実現会議、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議はその代表例である。政治・行政はなぜ「専門知」を取り込もうとするのか。期待するのは科学的助言か、政策を正当化するための世論動員か。占領期に遡り、GHQによる専門知の外部調達、官庁エコノミストの活躍、旧財閥企業による原子力利用の調査研究をはじめとする原子力政策、第二臨調での国鉄解体などから、介護保険、司法制度改革、学術会議任命拒否問題、新型コロナウイルス感染症対策といった最近の動向まで、特徴的なジャンルで考える。 |
収録内容 |
- 序章 学術会議任命拒否問題と専門知
- 1章 政権・官僚機構と専門知―敗戦後、専門知をどのように調達したのか
- 2章 囲い込まれる専門知―第二臨調・国鉄解体・自民一党優位の政治戦略
- 3章 原子力ムラ―「規制の虜」になったのはだれか
- 4章 新型コロナウイルス感染症対策―専門知は政治と対峙しているか
- 5章 介護保険制度に同調した専門知―理論的考察の底の浅さ
- 6章 司法制度改革と専門知―「国民に開かれた司法」の顛末
- 終章 政治と専門知の責任をいかに確立するか
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