【送料無料】[本/雑誌]/[オーディオブックCD] 聴耳草紙(全183話収録)/佐々木喜善(CD)
佐々木喜善/[オーディオブックCD] 聴耳草紙(全183話収録)、メディア:BOOK、発売日:2021/02、重量:129g、商品コード:NEOBK-2632014、JANコード/ISBNコード:9784775988091
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発売日 |
2021/02 |
商品説明 |
岩手県遠野地方に伝わる不思議な話。河童に出くわした話「上下の河童」ほか 全183話収録。柳田國男が明治43年に発刊した『遠野物語』の話者である佐々木喜善は、昔話の採集によって日本の民俗学に大きな業績を残しました。折口信夫や金田一京助は、その先駆的な偉業から喜善を「日本のグリム」と讃えたといいます。『聴耳草紙』は喜善が長い年月をかけて掘り起こした遠野地方の昔話・伝説を183編にまとめたものです。昔話はもちろん、河童に出くわした体験談をはじめ、神様や妖怪が人々の暮しに深く結び付いた不思議な話は実話として今なお遠野で語り継がれています。 一番「聴耳草紙」:あるところに貧しい老爺がいた。年の暮れになって、町へ支度の買い物に向かおうとした時、道端の草むらに死んだ馬に野犬がたかっていたのだが、それを藪の陰から、足をケガした痩せ狐が羨ましそうに見ているのに気付く。狐を不憫に思った老爺は、犬を追い払って、馬の肉を狐に分けてやり、「いつまでもこんなところにいてはいけないと」言い聞かせて、町へ向かった。その帰り際には同じ場所で今朝の痩せ狐が老爺を待っていた。痩せ狐が「ちょっとこっちに来て下さい」と袖を引っ張るので、老爺は仕方なく付いて行くのだが……。 一七番「打出の小槌」:あるところに婆様と倅とがいた。倅が隣村から嫁を貰ったが、この嫁は意地悪で婆様に辛く当たり、終いには婆様を山へ捨てて来いと言い出す始末。倅はとうとう断り切れず、山へ婆様を連れだし、萱でこしらえたトッツペ小屋に婆様を置き去りにして、トッツペ小屋に火を放って逃げ帰ってしまった。倅が帰った後、婆様は死にたくないので小屋からはい出した。しかし、家に帰ることも出来ないので、焼け残りに火に当たって暖を取っていると、その様子を不思議に思った小鬼たちが五六匹出てきた。ぎょっとした婆様だったが、負けじと小鬼たちを脅かしてやると、小鬼たちは「これをやるから許せ」と言って、打出の小槌という宝を差し出すのだが……。 |
収録内容 |
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