[本/雑誌]/俺たちはどう生きるか (集英社新書)/大竹まこと/著(単行本・ムック)

大竹まこと/著/俺たちはどう生きるか (集英社新書)、メディア:BOOK、発売日:2019/07、重量:150g、商品コード:NEOBK-2376425、JANコード/ISBNコード:9784087210842
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関連人物・出版社
大竹まこと
発売日
2019/07
商品説明
歯に衣着せぬ語りで人気の芸人も、もう古希・70歳。

「需要がなくなれば芸人なんて終わり」とわかっちゃいるのに、「あのジジイ、やるな」とまだ世間から言われたい……。「若者に教訓めいたことを何か言ってやりたい」と思うけれど、「そんな立派な人生を送ってきたか?!」と躊躇する……。

「歳をとれば、悩みなんてなくなると思っていたのに」とボヤきつつも、自分の仕事、老い、人間関係、そして社会について、真摯に赤裸々に綴った一冊。直筆の生原稿、収録!

【本文より一部抜粋】

私は、マネージャーのI君に言われて、ツイッターなるものを始めてみたが、どうもしっくりこない。ほかのタレントや作家は、公演のお知らせなどに利用しているらしいが、なぜか、私はダメなのだ。ある日、突然、炎上する。私には、その意味さえわからない。ただ、ツイッターの文言にあることは、一面、真実だとも思う。

「老害は死ネ」とわざわざ言われなくても、もう仕事もさほど多くないし、コメディアンとは、その時代と添い寝した男(女)たちのことだ。持論である。時代から少しでもずれたら勝手に死んでいくだけである。

そろそろ、そんな局面が来た。いつまでもウジウジとテレビなどに出ていたくはない。しかし、「また、あのジジィがやりやがったな、ちくしょう!」とも言われてみたい。心底、庶民の側に立っていたいとの気持ちでやってきたが、全世界を敵にまわしたい欲望にもかられる今日この頃である (本文より)
収録内容
  1. 第1章 昔みたいに(いいんだヨ、これで
  2. ボンクラ、その後)
  3. 第2章 私たちがそれを選んだ(紫陽花は咲いていたのか
  4. 炎上
  5. 銀杏)
  6. 第3章 傍観者でいるのか(傘がない
  7. 国家に翻弄された民たちの物語
  8. 微睡みの午後)
  9. 第4章 弱者は弱者のまま終わらない(恥ずかしい過去のそれぞれ
  10. カラスが鳴いたら
  11. 官僚たちの矜持
  12. 病んで候)
  13. 第5章 ダメな大人の言葉などに耳を貸さぬが良い(春にそなえよ
  14. 花水木
  15. 君は誰かね)