[本/雑誌]/ブロンテ小説における病いと看護/川崎明子/著

川崎明子/著/ブロンテ小説における病いと看護、メディア:BOOK、発売日:2015/02、重量:340g、商品コード:NEOBK-1784715、JANコード/ISBNコード:9784861104275
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発売日
2015/02
商品説明
『嵐が丘』や『ジェイン・エア』はなぜ病気だらけなのか。結核、チフス、痛風などの「病い」は、ブロンテ三姉妹の作品のなかで、どのような役割を果たしているのか。創作行為の源泉としての「病い」と、それが本質的に伴う「語り」に着目し、新たな解釈を提示する。
収録内容
  1. 祝福としての病い
  2. 1 ブロンテ小説における病い(病いの展開と報告―七作品におけるプロットと報告価値
  3. ロマンティックな苦しみから自己パロディへ―シャーロット・ブロンテの語りの変遷
  4. 診断と解釈のアポリア―『嵐が丘』のネリー論争)
  5. 2 ブロンテ小説における看護(一九世紀中期のナース業―看護師、子守、家事使用人、家庭教師、母親
  6. 子守ベッシーを超えて―ジェイン・エアが理想のナースになるまで
  7. フロレンス・ナイティンゲールの先駆者たち―『シャーリー』のナースたち
  8. 痛みの一事例―『ヴィレット』における「母の喪失」
  9. アン・ブロンテの働く母親たち―『アグネス・グレイ』と『ワイルドフェル・ホールの住人』)
  10. 三姉妹三様の病いと看護