[本/雑誌]/ちはやぶる・さねかづら 想起詞で読み解く枕詞/坂田隆/著

坂田隆/著/ちはやぶる・さねかづら 想起詞で読み解く枕詞、メディア:BOOK、発売日:2014/04、重量:340g、商品コード:NEOBK-1648202、JANコード/ISBNコード:9784894921924
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発売日
2014/04
商品説明
“神武天皇がその山の埴土を取り寄ろふ”といえば、日本書紀の伝承を常識とする万葉歌人なら「天香具山」を想起した。「取り寄ろふ」は想起詞である。従来、万葉集などの枕詞の多くは典拠不明とされていた。本書は、“想起詞の典拠・由来は古事記・日本書紀の伝承や既存歌にある”と提起する。
収録内容
  1. 取り寄ロふ天香具山・なま詠みノ甲斐ノ国―伝承系
  2. わたつみノ豊・はしたてノ熊―人名系
  3. 錦紐解きさケて・梓弓音―既存歌系
  4. 吾が夫子が来ベき宵なり笹が根ノ蜘蛛
  5. 山たづノ迎ヘ・さゝがにのくも―一音改変系
  6. いははしる神なビ―末尾無用系
  7. 宮人響む里人モゆメ
  8. さなかづら・さねかづら―暗示系
  9. さねさし相武
  10. ちはや人宇治ノ渡りに
  11. ちはやぶる神
  12. さす竹ノ君―聖徳太子のいう「君」とは誰か
  13. 妹らがり今木ノ嶺―助動詞「む」の脱落
  14. 足引キノ山田・百敷キノ大宮人―上代特殊仮名に関わる想起詞