ステレオスピーカー 赤パーク DCU-F125W エンクロージャー TDB-125W カスタム ハンドメイド ウッド 木製

★Made in JAPAN.1つ1つ三重県の工房にて、手作り
しているスピーカーを製造元から直送致します。

諸元

サイズ:166mm(幅)x900mm(高)x177mm(奥行)

使用ユニット:PARC Audio DCU-F125W,DCU-F122W
       (ユニットはユーザー様でご用意下さい。)

材質:メルクシパイン集成材18mm/無塗装

その他:バッフル面ユニットフレーム部のザグリ加工、
    開口裏面はエアフローを考慮したR加工
    取り付けネジ部に鬼目ナット装着済み、スピ
    ーカーターミナルに内配線付きでスピーカー
    側にはファストン端子圧着済みですので、
    スピーカーユニットの端子に刺し込み、ネジ
    留めするだけでスピーカーシステムとして完
    成するお手軽なキットとなっております。

※このエンクロージャーは左右ペアでの価格となります。
※エンクロージャー(箱)のみの販売です。別途スピーカ
 ーユニットが必要です。
※ユニット搭載時、付属の木ネジは使用出来ません。
 ホームセンターなどでM4の首下25mm程度のボル
 トをご用意下さいませ。
三重県の工房からハンドメイドスピーカー
を直送しております。アナログからハイレゾ
まで幅広く対応出来るスピーカーです。


M4鬼目ナット設置済み

使用スピーカーユニット

マニアの間では赤パークの愛称で親しまれているパークオーディオ製のスピ
ーカーユニットです。ガスケットの色が赤い為に名づけられたものですが、
通常品として黒パークと呼べるDCU-F121Wと言うユニットがあります。口径
も一緒、コーンが木目なのも一緒ですが、性格はまったく違います。赤パーク
は黒パークよりも振動板の質量が軽いのです。その為に通常は高域が延びない
ウッドコーンの中にあって、しっかりと高域は延びています。ただし、高域に
向かって周波数特性が上がっており、普通にバスレフに入れるとハイ上がりと
なる為に、テクニックが必要となります。バックロードホーンを提案する所も
多いですが、TSパラメーターは決してバックロードホーン向けではないですの
で、単なるハイ上がりのユニットと見たほうが自然です。しかし、設計は難攻
不落と言っても過言ではありません



工夫その1

ウッドコーンと言えど、やはり、硬質な材質ではありませんので、エアフロー
を考慮した形にします。


ユニットのフレーム厚の分は表面よりザグリ加工し、裏面はネジ部以外を面取
りR加工します。これにより、ユニット背面の空気の流通が軽くなり、結果と
して分解能が向上し、ローエンドが伸びます。これ以外にも内部構造もエアー
フローに配慮した形になっていて、ユニットを伸び伸びと鳴らす事が可能に
なっています。



搭載イメージとなります。ユニットのコーンがこげ茶色ですので、エンクロー
ジャーも同系色に着色すると見栄えがするかも知れません。


このエンクロージャーに赤パークを搭載し、軸上正面で聴くと、ソースに
よっては中高域が張り出しすぎる場合があります。それはあえて中高域の
レベルに達するまで低音を持ち上げてないからです。しかし、このユニッ
トは本当に中域が物凄く滑らかでツヤっぽく、女性ボーカルなんか最高だ
と思っています。






赤パークの裸特性はこのようなグラフになります。中域から高域に向かい
レベルが上がっているのが分かります。通常はここまでハイ上がりだと、
結構中域が騒々しい感じになるのですが、このユニットは不思議とそう
言うなり方にはならないのが不思議です。結構心地いい鳴り方です。
実はパークオーディオのホームページを見ると、推奨のエンクロージ
ャーはバスレフなのです。それでも問題なく聴けるのです。





これが当方のダブルバスレフに搭載した時の周波数特性になります。
グラフは30Hzからの表示となります。それにしても低音をしっかりと
伸ばしているのが良く分かると思います。35Hz辺りからレスポンスが
ありますので、単体特性の最低共振周波数が109.6Hzのユニットの
割には良く伸ばした方だと思っております。





先ほどのグラフは軸上正面のものです。この手のユニットの場合はセッ
ティングによっても聴感がガラッと変わりますので、試してみて下さい。
このグラフは30度傾けた状態での計測になります。要はセッティング
を内振りにして正面の音を聴くのではなく、平行に置いて角度をつけて
聴くと言う事です。そうすると、全体的にバランスがよくなって来ます。




このエンクロージャーにはスピーカーターミナルに配線を付けてあり
ます。その配線の先にはユニットに適合したフォストン端子をつけて
ありますので、ユーザー様は半田付けなどの煩わしい事をすることな
く、ワンタッチで配線が可能になります、あとはユニットをボルト締
めして頂くのみでスピーカーシステムが完成します。