READYMADE 金子親一 青幻舎
既製品から生み出された、新しい物語
静物写真のスペシャリスト、写真家・金子親一が、世界各地から集めたプラスチック容器を独特なライティングで撮影したシリーズ。
撮影の方法論としては、強い光を当てつつ、フィルターワークでマットに仕上げる手法を用いて、表層のハレーションを極限までなくすことで、通常は見えない姿や佇まいを浮かび上がらせています。
「READYMADE」のシリーズは、ライティングを決め、撮影物をゆっくり回し、カメラの高さを調整し、物の陰影を見極めるという手順を踏みます。そのプロセスは詰将棋に似ているといいます。
そうやって対象の個性を最大限に引き出した時、プラスチック容器は本来の役割を超えた別の存在として、見る者の前に立ち現れるのです。
こちらの商品は店頭併売商品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルとさせていただく場合がございます。ご了承ください。
著者など:金子親一
出版社:青幻舎
日英併記
B5変形判
224ページ
上製