見えているパチリ! 出来事と写真、その後 畠山直哉 大竹昭子 カタリココ文庫

カタリココ文庫8号は、写真家・畠山直哉と文筆家・大竹昭子による『見えている パチリ!』をお届けいたします。
畠山直哉は陸前高田にあった実家が東日本大震災の大津波で流され、母を亡くして以来、故郷に通って撮影してきました。しかし、パンデミックという「新たな出来事」がそれに重なり、帰郷がままならなくなります。
ふるさとが遠のいていくような不安、自分の言動に慎重にならざるを得ないような風潮、倫理観に縛られて直感的に行動できなくなっている状況、結果を性急に求めすぎる傾向……。シームレスにつながっていく彼の懸念は、私たちが日々感じながらも深くは考えない事柄を明らかにします。

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著者など:畠山直哉 大竹昭子
出版社:カタリココ文庫
文庫判 並製 カバーなし
表紙 NTラシャ130kg
85ページ

編集協力 大野陽子、大林えり子(ポポタム)
装幀 横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG)
装画・写真 畠山直哉