教誨 柚月裕子 小学館

女性死刑囚の心に裡に迫る長編犯罪小説!

どうすれば、事件は防げたのか。すべての者の鎮魂を願う。
――柚月裕子

吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。
響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。
事件当時、「毒親」「ネグレクト」と散々に報じられた響子と、香純の記憶する響子は、重なり合わない。
香純は、響子の教誨師だった下間将人住職の力添えを受け、遺骨を三原家の墓におさめてもらうために、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。
香純は、響子が最期に遺した「約束は守ったよ、褒めて」という言葉の意味が気になっていた――。

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著者など:柚月裕子
出版社:小学館
文庫判 400ページ