【千手観音菩薩】梵語サハスラブジャは「千の腕をもつ者」の意。 一切衆生をもれなく救うという請願により掌に智慧の眼がついた千の手をもつ姿となった、大悲 (究極の慈悲)の菩薩。子年の守り本尊。
【虚空蔵菩薩】梵語アーカーシャガルバの意訳で、福徳と仏智が虚空のように広大である菩薩。慈悲の地蔵菩薩に対して知恵の菩薩として信仰される。丑年と寅年の守り本尊。
【文殊菩薩】文殊師利(梵語マンジュシュリー)の略。獅子に乗り、普賢菩薩とともに釈迦如来の脇侍を務める、知恵を司る菩薩。卯年の守り本尊。
【普賢菩薩】梵語サマンタバドラの意訳。菩薩行を実践する者を常に守護する慈悲の菩薩。六牙の白象に乗り、文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍を務める。辰年と巳年の守り本尊。
【勢至菩薩】梵語マハースターマプラープタの意訳で、大勢至菩薩、得大勢菩薩、大精進菩薩とも呼ばれる。観音菩薩とともに阿弥陀如来の脇侍を務める。午年の守り本尊。
【大日如来】大日は梵語マハーヴァイローチャナ(大いなる輝くもの)の意訳。宇宙の真理をすべての人に照らして悟りへと導く存在。未年と申年の守り本尊。
【不動明王】聖不動威怒明王(梵語アールヤアチャラナータビジャヤラージャの意訳)の略。その憤怒の形相によって種々の障りを取り除き、福徳をもたらす。酉年の守り本尊。
【阿弥陀如来】無量寿如来、無量光如来とも呼ばれる(「無量」は梵語アミタの意訳)。法蔵菩薩が修行時代に立てた48項目の誓い、四十八願を成就した存在。戌年と亥年の守り本尊。
【薬師如来】梵語はバイシャジャグルの意訳。薬師瑠璃光如来、大医王仏とも呼ばれる。病苦を癒やす、身体を健全にさせる等の十二の大願をもつ如来。