![]() | 秋田清酒は、大正二年、出羽鶴酒造創始者の、伊藤恭之助氏に働きかけにより地元の有志が出資して神宮寺酒造株式会社として設立したのが始まりです。 創業からしばらくは普通酒を中心としていましたが、主たる銘柄を次第に吟醸酒に移行し、 県清酒品評会では6年連続知事賞を受賞、 さらに東北清酒品評会では7年連続仙台国税局長賞を受賞するなど、 数々の高い評価のもとに酒を造り続けてきました。 秋田清酒の刈穂は、香りが良く、キレのある酒質は、 その仕込水によるところが大きいと言えます。 仕込水は、奥羽山系の雪解け水が地下深く浸透し刈穂蔵近くに堆積されている厚さ13mの砂礫層に洗われて汲み上げられる、秋田県では珍しい中硬水を使用しています。 |
この稀なる水は、実際に飲んでみても清冽でキレのある感じがします。
必然ともいえる刈穂の淡麗ですっきりとした味わいには、自然の恵みが存分に生かされているのです。
刈穂の山廃仕込みには、昭和初期から大戦中まで用いられていた
昔ながらの手法に独自の手法が取り入れられています。
特徴はなんといっても厳寒期の長期低温発酵で、 その醗酵期間は「酒母」、「もろみ」を通じて 2ヶ月にも亘ります。 淡麗繊細ながら山廃仕込み独特の味とコクが調和している酒質はそこから生みだされているのです。 また、蔵で酵母を自家培養し、蔵にあった酵母の保持に努めていることで、 刈穂独自の変わらない風味を醸しだしています。 | ![]() |
秋田清酒の刈穂、山廃純米超辛口は、
伝承の山廃仕込みで極限までの醗酵による超辛口純米酒です。
辛さだけではない凝縮された旨みが広がります。