イラストでわかる歯科医学の基礎 第5版

【監修】村上秀明、天野 修、大川由一、西村 康、吉田 篤

■B5判 ■オールカラー ■328頁 ■2025年1月

・人のからだの構造や働き、口腔の機能や病気の成り立ちなど、難解な分野をイラスト・図表を用いて視覚的に理解しやすくまとめた人気テキストが全章をアップデートし、第5版として登場!
・第5版では、これまで対象としてきた3つの分野、「一:人体の構造と機能」「二:歯・口腔の構造と機能」「三:疾病の成り立ち及び回復過程の促進」に加えて、読者からの要望が強かった「四:歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み」を新たに追加し、より総合的な内容に改訂されており、国家試験の回答力を確実に上げるための内容の充実が図られた。
・本改訂では、用語の定義を明解に記すことで理解と記憶を助け、索引から学びやすい構成に。
・イラストは構造を理解し、重要なポイントが一目でわかるよう再編。もっと「わかる」を目指した最新版!
目次

第1章 人体の構造と機能
 1 人体の発生(解剖学・生理学分野)
  1)受精と着床
  2)胚葉
  3)胎児の発育
  4)発生異常
  5)出生前診断
  6)多能性幹細胞
 2 人体の構成(解剖学分野)
  1)からだの方向用語
  2)器官
  3)組織
  4)細胞
  5)からだの構成
 3 血液(生理学分野)
  1)血液の組成
  2)血液型と輸血
  3)止血
 4 循環器系(解剖学・生理学分野)
  1)心臓
  2)血管
  3)リンパ
  4)循環の調節
 5 呼吸器系(解剖学・生理学分野)
  1)呼吸器系の構造
  2)外呼吸と内呼吸
  3)ガス交換
  4)呼吸の調節
 6 消化器系(解剖学・生理学分野)
  1)消化器系の構造と働き
  2)胃における消化
  3)腸における消化と吸収
  4)肝臓、膵臓、胆嚢
  5)排便
 7 運動器系(解剖学・生理学分野)
  1)骨
  2)骨の連結
  3)骨格筋
 8 泌尿器系(解剖学・生理学分野)
  1)腎臓の構造
  2)尿の生成
  3)排尿
 9 生殖器系(解剖学・生理学分野)
  1)男性生殖器
  2)女性生殖器
  3)第二次性徴とホルモン
  4)卵巣および子宮の周期的変化
 10 内分泌系(解剖学・生理学分野)
  1)内分泌の役割
  2)内分泌器官とホルモンの種類
 11 神経系(解剖学・生理学分野)
  1)神経系の構成
  2)中枢神経系
  3)末梢神経系
 12 感覚器系(解剖学・生理学分野)
  1)感覚の種類と性質
  2)皮膚の構造と役割
  3)一般体性感覚
  4)特殊感覚
 13 栄養と代謝(生化学分野)
  1)栄養素
  2)エネルギー代謝
  3)物質代謝
  4)酵素
 14 恒常性(生理学分野)
  1)体液の区分
  2)電解質
  3)体液量と浸透圧の調節
  4)酸塩基平衡
  5)体温
 15 遺伝(解剖学・生理学分野)
  1)染色体と遺伝子
  2)DNA の複製
 16 加齢と老化(解剖学・生理学分野)
  1)器官・組織の変化
  2)老化の機序

第2章 歯・口腔の構造と機能
 1 口腔・顎顔面・頭頸部の構造(口腔解剖学・口腔生理学分野)
  1)口腔前庭・固有口腔
  2)口蓋
  3)舌
  4)唾液腺
  5)頭、顔面、頸部の骨
  6)顔面の筋
  7)口腔の神経系
  8)口腔の血管系
 2 歯と歯周組織の構造(口腔解剖学・口腔生理学分野)
  1)歯の種類と歯式
  2)歯の形態
  3)咬合
  4)歯を構成する組織と歯周組織
  5)エナメル質
  6)象牙質
  7)セメント質
  8)歯髄
  9)歯根膜
  10)歯槽骨
  11)歯肉
 3 歯と歯周組織の組成(口腔解剖学・口腔生理学・口腔生化学分野)
  1)歯の組成
  2)歯の石灰化
  3)歯の脱灰と再石灰化
  4)唾液の成分
 4 口腔・顎顔面・頭頸部の機能(口腔生理学分野)
  1)歯と口腔の感覚
  2)嚥下、吸啜、顎反射、嘔吐
  3)構音、発声
 5 歯と歯周組織の機能(口腔解剖学・口腔生理学・口腔生化学分野)
  1)歯髄の機能
  2)歯周組織の機能
 6 口腔と顎顔面の発生と加齢(口腔解剖学・口腔生理学分野)
  1)鰓弓(咽頭弓)の発生
  2)口腔の発生
  3)顎顔面の発生
  4)舌の発生
  5)二次口蓋の発生
  6)歯堤と歯胚の出現
  7)歯冠形成期
  8)歯根形成期(歯の萌出)
  9)歯の交換
  10)歯の加齢変化
  11)口腔の加齢変化

第3章 疾病の成り立ちと回復過程の促進
 1 病気の原因(病因)(病理学分野)
  1)内因
  2)外因
 2 疾患の病理と病態(病理学分野)
  1)先天異常
  2)細胞・組織の傷害(退行性病変)
  3)循環障害
  4)増殖と修復(進行性病変)
  5)炎症
  6)腫瘍
 3 口腔疾患の病理と病態(口腔病理学分野)
  1)歯の発育異常
  2)歯の損耗(tooth wear)(咬耗症、摩耗症、酸蝕症)
  3)歯の付着物、沈着物と着色
  4)う蝕
  5)歯髄の病変
  6)歯周組織の病変
  7)口腔領域の嚢胞
  8)口腔領域の腫瘍
  9)口腔領域のその他の病変
  10)口腔の創傷治癒
 4 微生物(微生物学分野)
  1)微生物の種類
  2)微生物の顕微鏡による観察
  3)微生物の病原性
 5 感染(微生物学分野)
  1)感染の成立
  2)感染の種類
  3)感染の経路
  4)消毒と滅菌
 6 免疫系と免疫(病理学・生理学分野)
  1)免疫の種類と免疫機構
  2)ワクチン
  3)免疫と疾患
 7 口腔感染症(口腔微生物学分野)
  1)口腔内微生物叢
  2)プラーク微生物叢
  3)ミュータンスレンサ球菌のう蝕病原性とう蝕部位
  4)おもな歯周病とおもな原因菌
 8 生体と薬物(薬理学分野)
  1)薬物の作用機序
  2)薬物動態
  3)ライフステージと薬物
  4)薬物の副作用
  5)医薬品の分類と薬物の取り扱い
  6)調剤
 9 薬物と薬理作用(薬理学分野)
  1)中枢神経系作用薬物(向精神薬)
  2)末梢神経系作用薬物
  3)局所麻酔薬
  4)抗炎症薬
  5)呼吸器系に作用する薬物
  6)循環器系に作用する薬物
  7)止血薬と抗血栓薬
  8)抗菌薬
  9)消毒薬

第4章 歯・口腔の健康と予防にかかわる人間と社会の仕組み
 1 総論(口腔衛生学分野)
  1)歯・口腔の機能
  2)歯・口腔の付着物・沈着物
 2 口腔清掃(口腔衛生学分野)
  1)歯磨剤
  2)洗口剤
 3 う蝕の予防(口腔衛生学分野)
  1)う蝕の基礎知識
  2)う蝕の予防方法
  3)フッ化物によるう蝕予防
 4 歯周病の予防(口腔衛生学分野)
  1)歯周病の基礎知識
  2)歯周病の予防方法
  3)歯周病予防へのケア・アプローチ
 5 その他の歯科疾患とその予防(口腔衛生学分野)
  1)口臭とその予防
  2)口腔がんとその予防
  3)歯の損耗とその予防
  4)口腔機能低下症とその予防
 6 環境・社会と健康(衛生学・公衆衛生学分野)
  1)健康の概要
  2)人口
  3)環境と健康
  4)疫学
  5)感染症
  6)生活習慣と生活習慣病
  7)食品と健康
 7 地域保健(衛生学・公衆衛生学分野)
  1)地域保健
  2)地域歯科保健
  3)母子保健
  4)母子歯科保健
  5)学校保健
  6)学校歯科保健
  7)成人・高齢者保健
  8)成人・高齢者歯科保健
  9)産業保健
  10)産業歯科保健
  11)災害時の保健
  12)災害時の歯科保健
  13)国際保健
  14)国際歯科保健
 8 保健・医療・福祉の制度(衛生学・公衆衛生学分野)
  1)法規
  2)医療の動向
  3)社会保障
 9 歯科疾患の疫学と歯科保健統計(保健統計学分野)
  1)歯科疾患の指標
  2)歯科疾患の疫学
  3)歯科保健調査

索引