ザ・ペリオドントロジー 第4版

【編集主幹】
沼部幸博 齋藤 淳 梅田 誠 山本松男 岩田隆紀
【編集委員(五十音順)】
小方頼昌 小牧基浩 五味一博 佐藤 聡 高柴正悟 高橋慶壮 辰巳順一 中島啓介 西村英紀 古市保志 三谷章雄 八重柏隆 山田 聡

■B5判 ■オールカラー ■320頁 ■2023年2月

知識の整理・確認に最適な歯周病学テキストの改訂版。ここ数年で新しくなった歯周病の新分類を盛り込み、令和5年版歯科医師国家試験出題基準に準拠した。症例写真や図版を多用し、より理解しやすい構成となっている。臨床の歯科医師の先生方にとっても、知識のアップデートと、臨床現場の現状把握に役立つ。
目次
第 1 章 歯周病を正しく理解するための基礎知識
 1 歯周病について
 2 歯周組織の解剖・組織学
 3 歯周組織の生理学   井上 富雄
 4 歯周病の病理組織学的変化
 5 歯周病の細菌学
 6 歯周病の免疫学
 7 歯周病の生化学
 8 歯槽骨の吸収

第 2 章 歯周病のリスクファクター
 1 歯周病の原因の定義
 2 歯周病の病因
 3 リスクファクターの総論
 4 リスクファクターの各論
 5 歯周病の遺伝的背景

第 3 章 ペリオドンタルメディシン
 1 ペリオドンタルメディシンの定義
 2 歯周病と糖尿病
 3 歯周病と肥満
 4 歯周病と血管病変
 5 歯周病と早産・低体重児出産
 6 歯周病と誤嚥性肺炎
 7 歯周病と関節リウマチ
 8 歯周病と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)
 9 歯周病と慢性腎臓病(CKD)
 10 歯周病と骨粗鬆症

第 4 章 歯周病の診察と検査・診断と治療
 1 歯周病の診察と検査
 2 歯周病の分類と診断

第 5 章 歯周病の治療法
I 一口腔単位の歯周治療の進め方
 1 歯周治療の流れ
II 歯周基本治療と再評価
 1 歯周基本治療とは
 2 応急処置(急性歯肉膿瘍・歯周膿瘍に対する処置)
 3 モチベーションと禁煙指導・支援
 4 プラークコントロール
 5 スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
 6 暫間固定
 7 咬合調整
 8 歯周−歯内病変
 9 抜歯の判定基準
 10 象牙質知覚過敏
 11 再評価
 12 非外科的治療の効果と限界
III 歯周外科治療
 1 歯周外科治療とは
 2 歯周組織の治療と再生
 3 組織付着療法
 4 切除療法
 5 歯周組織再生療法
 6 歯周形成手術(歯肉歯槽粘膜形成術)
 7 根分岐部病変
IV 口腔機能回復治療
 1 総論
 2 修復・補綴治療
 3 インプラント治療
 4 矯正治療
V メインテナンス
 1 メインテナンス・SPT
VI その他の治療
 1 薬物療法
 2 レーザー
 3 口臭
VII 歯周組織の突発病変の概要
 1 突発的な歯の動揺
 2 歯の挺出
 3 急激な腫脹や膿瘍形成の処置
 4 歯周治療に関連する肉芽組織の異常増殖の対策
 5 歯周外科処置後における持続性出血の対策
 6 急性および慢性疼痛
 7 ポケットの再発
 8 ビスフォスフォネート関連顎骨壊死

第 6 章 ライフステージを通じた歯周治療
 1 小児の歯周病
 2 思春期の歯周病
 3 女性の歯周病(妊娠性歯肉炎:妊娠と関連する歯肉炎)
 4 高齢者の歯周病
 5 更年期、周術期における歯周病への対応

第 7 章 歯周病の疫学
 1 歯周病の疫学

第 8 章 歯周病の予防管理
 1 ライフステージと歯周病
 2 歯科関係者と多職種との連携

第 9 章 特殊な歯周病
 1 喫煙関連歯周炎
 2 壊死性歯周疾患
 3 ヘルペス性歯肉口内炎
 4 剥離性歯肉炎
 5 歯肉線維腫症
 6 薬物性歯肉増殖症
 7 侵襲性歯周炎
 8 Down症候群と歯周炎
 9  低ホスファターゼ症
 10 Papillon-Lef〓vre症候群と歯周炎
 11 良性腫瘍と悪性腫瘍との鑑別診断
 12 白血病性歯肉炎
 13 好中球減少症
 14 Ch〓diak-Higashi症候群