シベリア 極寒を生き抜いて 抑留生活回想記 − 一色恒唯

・敗色濃厚となった昭和19年に出征し、ソ連参戦によって3年におよぶシベリア抑留生活を強いられた著者の回想録。
戦争の記憶が薄れていく現代において知っておくべき貴重な記録です。
・訓練、ソ連軍や八路軍との戦闘から始まり、捕虜となった後の強制労働を率直な筆致で綴っており、過酷な環境下で肉体も精神も疲弊する中、著者の心を支え続けた帰国への強い思いがひしひしと伝わってきます。

目次
はじめに
1. 出征
2. ソ連参戦
3. 牡丹江にて
4. 東京城へ
5. 脱出
6. 二度目の捕虜
7. 再び、牡丹江市へ
8. シベリアへ
9. 一四六収容所
10. 強制労働
11. 抑留生活二年目
12. 抑留生活三年目
13. ささやかな楽しみ
14. 神様のご加護
15. 帰国
おわりに

表題:シベリア 極寒を生き抜いて 抑留生活回想記
著者:一色恒唯
装画・挿画:吉田勇
デザイン:石山悠子
判型:A5判
ページ数:95ページ
発行年:2003年5月26日
出版社:自費出版