三連星 <二黒土星> 生もと純米生原酒 720ml (滋賀の地酒・日本酒)

『三連星』を醸す美冨久酒造で、1917年の創業以来初めて「生もと仕込」にチャレンジし、出来上がったのがこの『三連星 生もと純米 <二黒土星>』です。
飲んでみると、クラシカルな山廃っぽさも多少感じられますが、それを奥に押しやって前面に躍り出ているのは爽やかな酸です。
そして飲み口はあくまでも軽やかで、いわゆる「生もと系」に見られるような重々しさはあまり感じられませんが、味わいはふくよかでしっかりしています。

▼商品名さんれんせい じこくどせい きもとじゅんまいなまげんしゅ
▼産 地滋賀県
▼醸造元美冨久酒造(株)
▼規格特別純米酒
▼使用米滋賀県産山田錦
▼精米歩合60%
▼アルコール度数17度
▼日本酒度+4
▼酸 度2.0
▼アミノ酸度




                        ※1800mlは→→→こちら!



三連星とは、滋賀県甲賀市にある蔵元「美冨久酒造株式会社」で新しく立ち上げた新ブランドのお酒です。

名前の由来は、
若手30代の社員蔵人3人を中心に醸す〈三〉、
種類を純米大吟醸、純米吟醸、純米酒の3種類を中心に出していく〈三〉、
各種類の中に無濾過生原酒(通年商品)
、特別限定、季節のお酒の3タイプを出していく〈三〉、
そして・・・現在創業100周年を目前に過去三代の蔵元に敬意を表しての〈三〉。

〈三〉がずっと連なり星のごとく輝けるお酒を目指して名づけました。

(蔵元HPより)




「三連星」シリーズを醸す美冨久酒造はもともとは「山廃仕込」を得意とするところで、『三連星』以外のスタンダードブランドである『美冨久』はそのほとんどが山廃仕込で造られています(ちなみに『三連星』は「速醸もと」です)。
そんな美冨久酒造で、1917年の創業以来初めての「生もと仕込」にチャレンジすることになり、出来上がったのがこの『三連星 生もと純米 <二黒土星>』です。

「山廃仕込」と「生もと仕込」・・・このふたつは一般的には同系統のもののように理解されているところがありますが、技術的な細かい話はここでは割愛するとして、いざ仕込み始めてみるとその違いはまさに“似て非なるもの”だったようです。
そこで出来上がったお酒は、これまでの「山廃の美冨久」のイメージとは違う、そして既存の『三連星』とも異なる、まったく新しいものです。

飲んでみると、クラシカルな山廃っぽさも多少感じられますが、それを奥に押しやって前面に躍り出ているのは爽やかな酸です。
そして飲み口はあくまでも軽やかで、いわゆる「生もと系」に見られるような重々しさはあまり感じられませんが、味わいはふくよかでしっかりしています。

またこのお酒は通常の『三連星』シリーズ同様、蔵の方で新たに導入した機械「プレートヒータークーラー」を使用して火入れをすることで、生酒と遜色のない瑞々しさがしっかりキープできているので、夏場でもスッキリと飲めます。


ちなみにこの酒銘にある「二黒土星」とは、暦や占いで用いられる「九星気学」の中にあるもののひとつで、美冨久酒造の創業年がこの「二黒土星」に当たることから名付けられたそうです。