御前酒 菩提もとにごり酒 生 720ml (岡山の地酒・日本酒)

室町時代に確立したとされる技法「菩提もと」を、この蔵でアレンジを加えて創り上げた、“古くて新しい”お酒です。
そしてこの「生酒」バージョンは、冬季だけの発売です。

▼商品名ごぜんしゅ ぼだいもとにごりざけ なま
▼産 地岡山県
▼醸造元(株)辻本店
▼規格純米酒
▼使用米雄町
▼精米歩合65%
▼アルコール度数17〜18度
▼日本酒度−6
▼酸 度2.2
▼アミノ酸度1.7

【クール便指定商品】


                        ※1800mlは→→→こちら!




  室町時代からの酒造り
        現代によみがえる....




酒造りに必要な酵母を培養させるはたらきをするのが「酒母」。またの名を「もと」と言います。
「もと」には、そのたて方によっていくつかの種類(「生もと」とか「山廃」などもそうです)がありますが、かなり古くから用いられているのが、この「菩提もと」です。

奈良県の菩提山正暦寺というところで鎌倉時代以降この手法が採られ、室町時代にはすでに確立していたとする文献もあり、どうやらこれがルーツのようです。
今でも奈良県には同じような「菩提もと」で仕込む蔵がありますが、全国的にはほとんど見られません。

そんな「菩提もと」に、奈良県から遠く離れた岡山の山間の地で積極的に取り組んだのが、この辻本店の前杜氏である、故・原田巧さん。
古くから伝わる「菩提もと」の手法に少しずつ改良を加え、永年の試行錯誤の末、自分の蔵に合ったオリジナルの「菩提もと」を確立しました。



“御前酒流”「菩提もと」で造られたお酒、ひとことで言うと、天然の乳酸菌を大量に取り込むことによる酸味が特長です。

本場の「菩提もと」に比べると、濃厚な風味クセの強さはやや緩和されていますが、個人的にはむしろこれくらいの方が、現代人にマッチしているのではないかと思います。

ラベルには「にごり酒」とありますが、実際は「うすにごり」程度で、
生酒由来のみずみずしさやボリューム感、そしてまるでカルピスのような甘酸っぱさが感じられます。
ワイングラスでお飲みいただくと、より複雑さのある香りが楽しめ、また多少荒々しさの残る味わいも和らいで味わえますよ。



またこのラベルにあしらわれている版画は、地元で“版画寺”として有名な「毎来寺」の住職さんの手によるものです。
見るからに個性的で、とても印象に残るものですね。








 *** 限定販売です! 売り切れの際は何卒ご容赦ください! ***