古からご飯が美味しくなる道具でありながら、使い始めや普段の取り扱いポイントを知らないと真っ黒になります。戦後先人から聞く事なく生きてきた代償です。それで台所からなくなった原因を考え、元丸屋オリジナルのお取り扱いをご用意しました。お客様の失敗を参考に作り上げております。
元丸屋オリジナル:栗久の曲げわっぱの「取り扱い」を参考にお使い始めていただければと思います。
軽くて美しい栗久のおひつは、余分な水分を吸収し、お米の旨みが増すだけでなく、 杉の木のタンニン酸効果により食べ物が痛みづらいです。また、冷めても美味しい御飯になります。
ほのかに立ち込める杉の香りがより一層ご飯をおいしくします。
杉は古くからお酒やお漬け物、飲料水の保存に相応しい使い方がされて重宝された素材です。
特に白神山地や十和田湖に近い秋田の寒くて厳しい気候の天然秋田杉には独特のパワーがある様に感じます。
扱いによっては、黒くなります。黒くなっても健康被害や、ご飯の旨味を増す効果には問題ありませんのでご安心下さい。
黒くなったら修理で綺麗にしましょう!
使用後のお手入れは、木肌を傷つけない様に洗います。布巾やスポンジ等です。(タワシとスポンジについているタワシは使わないで下さい。)
その後「湯切り」 と言って洗った後に40度〜80度くらいの熱めのお湯を掛けて、気化熱を利用して木部の水分の蒸発を促し、直ぐに乾いたふきんで拭き取ります。火傷にご注意ください。
あとは開口部を上向きにして何も被せずに乾かします。底を風通し良くして頂きます。これが天然秋田杉の白木を黒くしないこつです。布巾も被せません。こうしないとおひつ内側が日に日に黒くなっていきます。
※決して「たわし」は使わないで下さい。
たわしは農具など土汚れを拭うものです。秋田杉の木管を傷つけ調湿性能がなくなりプラスチック容器と同じ様につゆが溜まってしまいます。
折角200年育った年月が無駄になってしまう始末です。
杉の木は、冬目と夏目で育っており、硬さが違っています。ここに硬いタワシを入れると柔らかい夏目が削げて取れていきます。汚れがどんどんその削げた所に入って行きます。 入り込んだ汚れが入っていって取れなくなります。こんな扱いは物を壊すだけのことになります。樹齢200年の素材も何の価値もなものになります。
いい加減な業者がたわしとクレンザーと言いますが、古の知恵のないことで貴重な素材や曲げわっぱの文化を無駄にしないようにしたいものです。