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江戸時代の一般庶民の家庭では、カスガイ型火打金を火起こしの道具として使う方法と「切り火」として使う方法がありました。
切り火
「おまえさん、気をつけて行ってらっしゃい。」
銭形平次などの時代劇の台詞にもあるように、火には「厄除け」やお清めの力があるという民族信仰があり、火花を相手に向けてあげることで邪を払うとされています。
古来からの慣習を重んじる歌舞伎や相撲の世界では、現在でも切り火を行い勝負前のお清めや無事安泰を祈ってます。
切り火の方法は火起こしとは逆の持ち方になり、利き手に火打石を、もう一方の手に火打金を持ち、相手の肩あたりに火花を落してあげます。
野宿の匠シリーズは、江戸時代から昭和初期までの約400年間、庶民の間で続いた日本古来の伝統的着火方法を可能にします。
日本古来の着火方法は『火打石で火打金を削る』方法のため、「火打金でマグネシウムを削る」西洋の着火方法とは全く逆になります。
そしてたった一粒の火花が火口に落ちれば、火種ができます。
◆セット内容◆
・カスガイ型火打金(本家請合)1個
※火打金は着火の打撃テストを何回も行っていますので、はじめから傷が付いています。
・火打石(瑪瑙=めのう)中1個
※鉱物の特性上、ロットによって石の色味が異なりますので予めご了承ください。
■眼鏡
火打石で火をつけるときは、眼鏡をかけてください。
火打金から飛んだ火花が顔に当たることはよくあり、目に入った場合には失明の可能性もあります。
■手袋
火打石と火打金で指を挟んだり切ったりする可能性があるため、手袋の着用をおすすめします。
■服装
火花が飛んだ時に軽いやけどをする可能性があるため、長袖・長ズボンの着用をおすすめします。
■対象年齢
18歳以上となります。
それ以下のお子様については、大人が同伴するか教育指導者の指導に従ってご利用ください。
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