■主な機能・特長■
・縫い形式
3本針4本糸カバーステッチ 5mm幅
2本針3本糸カバーステッチ 5mm幅、2.5mm幅
1本針2本糸チェーンステッチ
・押え圧調節
・差動送り調節
・スケール付き補助ベッド
・ガイド付き押え
・簡単ルーパー糸掛け
【用途に合わせた縫い形式】
3本針4本糸カバーステッチ 5mm幅
表地直線縫い3本のトリプルステッチになります。
主に厚地のニット素材の袖や裾口に使われる他、工業用ではワークパンツの脇縫いでもよく見られるステッチです。
2本針3本糸カバーステッチ 5mm幅、2.5mm幅
カバーステッチの中で、もっとも多く知られる表地直線縫2本のダブルステッチになります。MCS1500についている3本の縫い針は真ん中を抜くことで5mm、左端の針を抜くことで2.5mm幅のステッチを入れる事ができます。
カバーステッチの裏面にカラー糸を使用して飾り縫いとしても多く使われています。
1本針2本糸チェーンステッチ
バインダーの襟ぐり、肩紐などに使われるステッチで、表地は直線縫い、裏はチェーンの様な糸目になっているのが特徴です。
購入直後のジーンズの裾はチェーンステッチで縫われています。
【押え圧調節】
布地の厚さに合わせ、無段階で押え圧の調整ができ、基準となる位置にはM、H、Lの表示がされています。
押え圧の基準は
M、基準となる押え
ほとんどの縫製に対応できます。圧普通地、厚地に対応
H、押え圧を強くした状態、
デニム、ツイード、麻の硬い部分など試縫いの際に布を送らない場合に合わせます。
L、押え圧が弱い状態
ジョーゼット、ローン、トリコット等の薄地で試縫いの際に縫い皺がおきる場合に調節して合わせます。
【差動送り調節】
伸びやすい生地、縮みやすい生地に対して、前後の送り歯の動きに変化を付けて平らに仕上げられる差動送り機能は、ロックミシン同様にカバーステッチミシンにも付いている大変重宝する機能です。生地ごとに試縫いで縦目と横目の差動比を確認して使います。
伸びやすい生地(ニット素材等)
試縫いをした後N〜2.0までの縮みの差動を使います。
縮みやすい生地(ナイロン素材等)
試縫いをした後N〜0.5までの伸ばしの差動を使います。
【スケール付き補助ベッド】
カバーステッチは縫い目の表側が直線縫いとなるため、内側に折って縫うTシャツ等の裾直しは、布端が見えない為、補助ベッドのスケールは重要な案内線になります。好みの折返しの幅を決めてスケールを活用しましょう!
【ガイド付き押え(段付き押え)】
広幅2.3Cmの基本の押えは左右の段付きになりますので折り返した際の布の段差に対してピッタリ合わせて押えると同時に縫いずれを防いでくれる、JUKIオリジナルの基本押えになります。
【簡単ルーパー糸掛け】
下糸は工業用カバーステッチミシンと同じ後ろから通し回転天秤を伝って前面に通す、工業用ミシントップメーカーのJUKIらしい仕様になります。
一番通し辛いルーパー部分の糸かけはレバーをつまんで手前に倒せるので簡単に掛ける事ができます。
●プラス9,167円で、DXセット(チェーンステッチ押え、裾引きガイド)を選択できます!